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あるが侭に・・・

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2004.09.24
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カテゴリ:カテゴリ未分類
泣きじゃくった次の日から酷い日が続いた。感情が大きく揺さぶられた僕は、
次の日会社に行く事が出来なかった。

妻達が帰ってくる間、淋しくて淋しくてしかたなかった。そして自分の不甲斐
なさに苛立ちが頂点に達していた。気が付いた時には僕は手首をナイフで切り
つけていた。鮮血がほとばしる。恍惚とした表情でその緋色の液体を眺めてい
た。
幸い傷口は浅かったので縫うほどの騒ぎにはならなかったが暫く跡が残るだろ
う。こう書いている今もなお跡が薄っすら残っている。

妻が帰宅した。異変に気付いた妻は僕に経緯を聞いた。僕は特に何もない。な
んとなく切っただけ、と人事のように話していた。妻はそれにむっとしたのか
それ以上何も聞こうとはしなかった。

月曜日、母が予定よりも早く上京してきた。
母親と妻の二人に説得されて明日火曜日は病院に行く事にした。

病院にて、妻が手首を切ったことなどを医師に告げていた。僕はそれを他人事
のように聞いていた。医師が「そんなこと女子高生とかがすることだ。乙女チ
ックなことはやめなさい」と言った。そして妻に「この人はプライドが高いん
です。そのプライドに沿った生き方をしているか良く考えてみてください」と
言っていた。
僕は他人事のように聞いていたのだが、すっかり切れていた。苦しくて悲しく
て、そして淋しくてやったことなのに。。。プライドなんて捨てていたはずな
のに。
医師と疎通しなかったことが腹立たしかった。帰宅の際、最寄駅の近くで工事
をしていた。その工事現場に並べてあったパイロンを思いっきり蹴っていた。
これでもキックボクサーである。パイロンは割れ、飛び散っていた。それを見
た瞬間妻の平手が飛んで来た。一瞬避けそうになったが受け止めた。

その後の道、僕は涙が止まらなかった。
歩きながら涙し、涙しながら歩いた。
そして、拳を地面に数発叩き込んでいた。右拳は緋色に染まり、皮膚がはがれ
肉が丸出しの状態になっていた。
妻に叱責され、泣きながら立ち上がる。
右手から血を滴らせながら家路へとついた。

帰宅すると母が血相を変えて、経緯を妻に問いただしていた。そして、砕けた
右拳を手に乗せ消毒をし、包帯をまいてくれた。

まだ右手は痛む。傷口も化膿している。

それでも僕は今日会社に来た。もうすぐコアタイム終了の3時。それまで粘っ
て今日は帰ることにする。

会社にこれただけでも今日は上出来なのだ。

ここ数日日記の更新が出来なかった理由はこういったことがあったからです。





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Last updated  2004.09.24 14:18:49
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海のくまさん@ チン型取られちゃったw <small> <a href="http://onaona.mogmog…
もじゃもじゃ君@ 短小ち○こに興奮しすぎ(ワラ 優子ちゃんたら急に人気無い所で車を停め…
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