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より良い明日をめざして日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。(日本国憲法 前文)
テーマ:ニュース
カテゴリ:ニュース
1945年8月に英米露蘭中との戦争に敗北した日本が、今度は米国の手下になって戦争を始める準備に入ったことについて、毎日新聞専門記者の栗原俊雄氏は2日の同紙に、次のように書いている;
2024年6月2日 毎日新聞朝刊 13版 9ページ 「現代をみる-大日本帝国『終戦構想』に学ぶ」から引用 この記事は、先の大戦が如何に無計画で無責任で場当たり的な「指導部」によって遂行された戦争であったかをよく表現できていると思います。大日本帝国の「指導者層」は、武力でアメリカを屈服させることは出来ないと分かっていたが、自分たちで言い出した「戦争をするぞ」という掛け声を、途中で修正するとなるとそれなりの責任を取らされる羽目になるから、一度「やるぞ」と言い出したらとことんやるしかない、そういう心境でずるずると無駄な戦闘を続けて、一般国民を無駄に死なせて、広島・長崎に原爆を落とされてようやく白旗を上げるという体たらくであった。国民はこの戦争指導者たちの責任を追及するべきであったのに、それを怠って今日まで来てしまったために、またぞろこの国の指導者層は戦争の準備を始めている。我々は、自分たちの命を守るために、この国の政府が戦争を始めることに対し、はっきりと「反対」の意思表示をして、国が戦争を始めることを阻止していきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年06月18日 01時00分10秒
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