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2005年07月17日
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テーマ:ニュース(99591)
カテゴリ:ニュース
戦後60年もたって、戦争を反省するのではなく「正義の戦争だった」などと開き直る風潮が出てきたことは困ったことだと思っていたところ、元立命館大学教授でメディア論が専門の松田浩氏が今日発行の「しんぶん赤旗」日曜版に、そういう世相を批判する文章を寄せています;


 ジャーナリストとは、地球上で最初に<歴史>をスケッチする人間である、という。そのスケッチが歴史に照らして正しかったかどうかを検証することは、真実の報道を使命とするメディアにとって、何にも増して大事なことではないのだろうか?
 というのは、戦後60年たったいま、中国侵略にはじまった先の戦争を「自存自衛のための戦争だった」「正しい戦争だった」といい募る勢力が力を増してきているからだ。首相の「靖国参拝問題」や「新しい歴史教科書をつくる会」の運動も、先の戦争をどう評価するかという歴史認識の問題と深くかかわっている。
 奇妙なのは、日本のメディアが、首相の靖国神社参拝やそれに反発する中韓両国の「教科書批判」、反日デモについて論じながら、その根本にある先の戦争についての歴史認識の検証を避けて通っていることだ。
 「いや、あれは侵略戦争だったし、だから村山首相も率直に被害国民に謝罪しているではないか」というかもしれない。それなら、なぜ靖国神社や「つくる会」が推進する歴史観の間違いをはっきり指摘しないのか。
 戦後60年もたって、日本のメディアが先の戦争について明確な歴史認識をもっていないとすれば、不見識だし、もし評価が分かれているとすれば、どちらが正しいのかを検証するのが筋というものだろう。
 それを抜きにして、首相の「靖国参拝」や中国の「反日デモ」への賛否を問うこと自体が、本末転倒だと思う。これでは、正しい歴史認識に立脚した世論の形成は期待できるはずがない。
 不幸な歴史をもつ隣国同士の相互理解は、過去の歴史的事実を直視し、そこから正しく教訓を学ぶことからしかスタートしえない。いまメディアに求められているのは、まさにそうした理知的な役割なのである。


2005年7月17日「しんぶん赤旗」日曜版35ページ「メディアを読む 歴史をスケッチする者は」から引用

やはり、政府見解と異なる主張をする神社に、総理大臣が参拝するのが如何に非常識であるか、歴史認識から説き起こして批判すべきであり、大手メディアのみなさんにはよく考えていただきたいものです。





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最終更新日  2005年07月17日 19時39分32秒
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