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2012年02月18日
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 埼玉県で勤務する29歳の女性教員は、日の丸と君が代を通して子どもたちに愛国心を教えたいとして、1月25日の朝日新聞に投書して、次のように述べている;


 卒業式などの式典で国旗に向かって起立せず、国歌を斉唱しなかった公立学校の教職員らに対する東京都の懲戒処分について最高裁判決が出た。「学校の規律や秩序保持の見地から重きに失しない範囲で懲戒処分をすることは裁量の範囲内」としたのは、妥当だと思う。

 私は親や先生から、国旗掲揚、国歌斉唱時にはしっかりと起立し、国旗に敬意を表しながら歌うことが当然と教えられてきた。教員になった今でもその教えを順守している。

 確かに、憲法において、精神の自由は認められている。しかし私は教員として、国旗国歌に起立斉唱することで、生徒に「愛国心」を教えることも使命の一つと考えている。

 子どもたちが自分が生まれ育った国を愛する気持ちを持つことは、とても大切なことである。成長して海外に行けば、改めて日本の素晴らしさや日本人のりりしさを感じることもできるだろう。日本人としての誇りを持って生きていくことはすなわち、自分自身に対する誇りを持つことにもつながる。

 式典で起立しない教職員や保護者を見て、子どもたちはどう思うだろうか。今こそ学校や家庭、地域が一体となって子どもたちが心から国を愛し、尊敬できるよう教育体制を整えていくのが緊急の課題であると思う。


12年1月25日 朝日新聞デジタル 「声-国旗国歌で愛国心教えたい」から引用

 この教員はサイテーです。石原都政や橋下市政の下では高く評価される模範的教員かも知れませんが、民主主義の社会では疑問視される人物です。戦前の教員は、ほとんど全部こういうタイプだったらしいです。国旗掲揚、国歌斉唱時にはしっかりと起立し、国旗に敬意を表しながら歌うことが当然と教え込んで、いざと言うときはお国のために命を捧げるのですと教えていました。そして、その結果が出た結論が1945年8月15日でした。国旗国歌で愛国心を教えた結果、戦前の教員は260万人もの教え子を戦死させました。その反省を踏まえて、戦後の教員は労働組合を結成する際に「二度を教え子を戦場に送らない」決心をしたのでしたが、それから60年以上も経つと、その決意も風化して、いつの間にか戦前の亡霊が復活しています。もともと人間は、生まれ育った郷土に愛着を感じるのは自然なことで、日の丸や君が代は関係ありません。この投書を書いた教員は、「しっかりと起立し敬意を表しながら歌うことが当然と教えられて、今もその教えを遵守している」とのことですが、誰かに飼われているポチじゃないんだから、自分のアタマで考えなければいけません。まして教員であるなら、日の丸や君が代の意味、過去の歴史、様々な人々の日の丸・君が代に対する考え・感じ方などを教える立場です。そういう自覚がない人物に、我々は子どもの教育を任せていいのでしょうか。「式典で起立しない教職員や保護者を見て、子どもたちはどう思うだろうか」などと一丁前の屁理屈をこねていますが、起立しない大人の存在を知って、現代の児童生徒は「思想・信条の自由」や「日の丸・君が代の歴史的背景」、「安易に権力に屈しない態度」という重要な事柄を学んでいます。少なくともこの投書を書いた教員よりはしっかりした世界観を持っているといえます。







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最終更新日  2012年02月18日 20時04分24秒


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