腰痛を治す!(2)
「足を組むと骨盤が歪みそれが腰痛の原因になるので、組んではいけないと言われました。」そういって来院される方が多くいらっしゃいます。でもそういう方に私は必ず言うのです。「足を組みたいときには、多いに組んで下さい!(^-^)」結論から言えば、足を組むくらいで骨盤は歪みません!人間のからだには、優れた自動調節機能が備わっています。例えば寝返り。寝返りは、日中肉体に蓄積した筋肉のこわばり、疲労の蓄積を取り除くために、いわば自動的にストレッチをしているのです。ですから寝返りを阻害するような環境、妙に寝具が柔らかいとか、寝返りできないほど狭いとか、寝返りをする元気もないほど疲れているとか、そういった環境になると寝返りが打てないことで疲労が取れず、起きてもすっきりとしていないのです。足を組みたくなるのも寝返りと同じです。足を組みたいと考える間もなく、無意識に足を組んでしまうときは、その時点で既に筋肉に緊張が存在しているのです。足を組むことで伸ばされる筋肉に疲れが溜まっていると、からだは自動的にその筋肉をストレッチしたくなるために足を組むですが、足を組むことでストレッチされる筋肉とはどこでしょう。それは腰椎周りの筋肉と臀部です。そして、この筋肉群は歩く姿勢、立っている姿勢で、負担のかかり方が大きく変わります。すなわち、足を組みたくなる方は普段の姿勢、歩き方や立ち方に癖があるために、腰椎周りや臀部の筋肉に負担をかけてしまい、結果足を組みたくなるのです。足を組みたいと思ったときには既に緊張している筋肉があり、その筋肉をストレッチしたい!と、からだが感じているので、足を組みたいときには多いに組んでいただいてけっこうなのです。「骨盤が歪みますよ」と言われたときに、言った方はどこを刺して骨盤と言っているのかわかりませんが、患者さんの多くは太ももの外側を指し示します。その患者さんの指し示すところの多くは、太ももの骨。大腿骨大転子であることが多く、骨盤の構成とは関係のない骨です。「骨盤が歪みますよ。」というときには、一,骨盤とはどの骨を言うのか二,その骨盤の構成骨の触り方三,歪むとはどういうことで、正常とはどのような状態なのか以上の三点だけは少なくとも正確に患者さんに伝えていただきたいものです。骨盤が歪んでいると言われた、あなた。もしかしたら、骨盤に関して思い違いをしているかもしれません。骨盤について詳しく知りたい方、自分の骨盤がどういう状態にあるのか興味がある方は、お気軽にご相談ください(^-^)麹町鍼灸マッサージ治療院03-6380-9941mailtakoage@aol.com