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カテゴリ:ミステリ
鯨統一郎の『タイムスリップ森鴎外』。何者かに殺されかけた森鴎外がタイムスリップして現代にやってくる。そこで知り合った女子高生うららたちとともに自らを殺そうとした犯人を探すというお話。
SFというジャンルに振り分けてもよかったのですが、ちゃんとミステリーに仕上がっているので、ミステリーに分類しました。 昭和初期の芥川龍之介、宮沢賢治、太宰治をはじめとする17人もの若手作家の早死という事実に隠された大きな陰謀。全員が殺された可能性があるということ、そしてその犯人が自分を殺そうとしたのではないのか、いったい犯人は誰か、そしてその目的は…。 それにしても、鴎外は時代に適応しすぎ(^^;。ジムに通って筋肉モリモリになったり、携帯やワープロを使いこなしていたり、金髪にグラサンをしていたり・・・。最後には文壇をネタにした○○を歌ってしまいます。 本人が読んだら何て思うでしょうね~。タイムスリップ×ミステリーの鯨統一郎作品、他にもあります。バカバカしいおもしろさ。SF歴史ミステリーをどうぞ。 ●タイムスリップシリーズ (鯨統一郎著、講談社文庫/ノベルズ) ・『タイムスリップ森鴎外』 ・『タイムスリップ明治維新』 ・『タイムスリップ釈迦如来』 ・『タイムスリップ水戸黄門』 ・『タイムスリップ戦国時代』 ・『タイムスリップ忠臣蔵』 ・『タイムスリップ紫式部』 クリックをお願いします → お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月24日 17時42分04秒
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