霊感って、信じますか？

2006年01月16日

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カテゴリ：怖い話

カテゴリーの日記ではないのですが・・・私は、昔から霊感のようなものがあって先祖の墓参りを３年ぐらい怠ると、お盆や彼岸には必ず母方の祖父が枕元に建つ事があります。それとは、別に強運というか胸騒ぎのようなものを感じることがあります。

その昔、阪神大震災の前日にインフルエンザの高熱にもかかわらず、京都まで事故車を引き揚げに行った事もあります。

実は、前々日の晩からインフルエンザで会社を早退してどうにもならず、前日も会社を休んで点滴を打って休んでいました。

お正月の帰省の途中でお客様が事故に遭い、大阪の手前に車を置いてきたので取りに行って欲しいと依頼があったのですが・・・高熱の為、どうにも動けずに日にちが過ぎていくばかりでした。

しかし、意を決してサービススタッフの後輩と引き取りに行ったのでした。引き取り自体は順調にいき翌日の夜中の１１時半には埼玉に戻ってくる事が出来ました。

長時間の運転と緊張感で眠れずにいて、なにげなく早朝にＴＶをつけて見ると、そこには変わり果てた関西地方の映像が映っていました。もし、無理だと判断して１日ずらしていたら当分帰って来れなかったと思います。

その後当然といえば当然なのですが、熱は下がらずに帰ってきた後も２日間会社を休みました。それぐらいフラフラの状態で引き揚げに行ったんです。

勿論、そんな状態ですから送り出す上司は黙認です。それぐらい強情を張ってまで、なぜ事故車を引き揚げに行ったんでしょうか？

更に、地下鉄サリン事件をご存知ですよね？
私は、この時期に日比谷まで研修で２週間ばかり通っていた時期なんです。

折りしも毎日乗車していた電車が、事件に巻き込まれた電車です。

その日は、前日に同僚や友人と飲みすぎてしまい・・・思いっきり二日酔いでした。

そして、会社をさぼって休んじゃおうと思い、会社の上司に電話をしたところ・・・「大丈夫か？今、どこにいるんだ？」と心配そうな声が受話器の向こうから聞こえて来ました。事情を説明して遅刻をする旨を伝えると、当然のように上司は「バカヤロー、こっちはどれだけ心配してると思ってるんだ」のお叱りの言葉です。

事情が飲み込めず、上司に聞いてＴＶをつけて初めて事件が分かりました。二日酔いで事件に巻き込まれなかったというのもお粗末ですが、この事件には、私の元の会社の連中は幸い巻き込まれなかったのですが、近所の親しい方が巻き込まれて、今でも幻聴や目まいに悩まされています。

１日も早い回復を今なおお祈り申し上げます。

ここまでは、以前の日記のリニューアルなんじゃが・・・

ワシ・・・サラリーマン時代は、よく入院をしておったのじゃが、その病院での出来事をちょっと書くことにします。

内科の病気じゃったので、入院している患者さんは結構年配の方が多かったんです。

中には、末期がんで外科の手術を受けてから、内科の病棟に移されてくる方も結構多く、お顔を拝見すると死相のようなものが出ておる患者さんもおり、自分が聞かれた場合は病名は話すが、他の方には聞かないようにしておった。ワシの母が、元ナースなもので・・・こういう場では、病名を聞かないのが暗黙のルールと教え込まれてたので・・・

その頃は、まだ喫煙所なんていうのが、各階の端っこのほうにあって、朝の点滴が終わった後なのは、入院患者の憩いの場でもあったんじゃよ！

そこで知り合った７０代のおじさんと、親しくなってよくタバコを吸いながら、早くシャバに出たいな(退院するという意味)なんて話していました。

おじさんは、自分から｢酒の飲みすぎで、肝臓壊しちゃって。｣なんて言っていたのですが・・・調子の良い時は、元気に喫煙所に来てワイワイやっていたんですが、その回数もだんだん減って来ました。

最初は、１日に何回も来ていたのが、食後の一服になり、調子が悪いと２～３日おきになり、ついに喫煙所に来なくなってしまいました。

それから数日して、夜中に見舞いの方が喫煙所のほうに何人も集まっている日がありました。たいてい夜中に集まっている日は、入院されている方が危篤状態になっているときなので、今晩あたり誰か逝っちゃうんだなと感じていました。

ワシも、見舞いの方がたくさんいる中で、寝付けないので深夜の一服をしてトイレに寄って、部屋に帰ろうとトイレに入ったのじゃが・・・そこには、例の７０代のおじさんが、先に用を足していました！

｢こんばんわ！最近、見ませんけど・・・元気そうですね？｣と、ワシは声をかけました。すると、おじさんは｢心配かけちゃって、悪いね～｣って、ニコニコしながらトイレを出て行きました。

部屋に帰って、どれくらいかったった時に、廊下から人がたくさんすすり泣く声が・・・看護士さんたちも、慌しく動く様子がうかがえます。
これは、誰か亡くなったな？

そう思いながら、床に就きました。

次の朝、朝食後に点滴を打ってから、いつものように喫煙所で井戸端会議をしていて、例のおじさんの話をしました。

｢夜中にトイレで会って、だいぶ元気そうだったよ！｣って、みなに話したのですが・・・｢そんなはずはないよ？｣と言われ、詳しく話を聞いてみると・・・

今朝方、あのおじさんは亡くなった・・・

そんな・・・それじゃ、夜中にトイレで会った人は誰？

ある入院患者仲間のおじさんが｢君の事を、孫のように可愛がっていたから、お別れに来たんじゃないか。｣と、言っていました。

短い間だったけど、そんなことってあるんだな・・・とても不思議な出来事でした！

内科の病気の時は、お見舞いに食べ物持ってこないでね～！！

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