アシスタント吉田の琉球なこころ　“河本先生と私”

　何にも負けず、何者にも負けず。


　勝ち負けを意識するほどバカらしいことはないかもしれない、と思ったことありませんか？

　でも、世の中 勝ち負けで出来ている。

　競い合いたくないのに、競い合わなきゃいけないこともある。

　勝っても負けてもどっちでもいいのに、周りが勝手に勝ち負けを決めてしまうこともある。

　だけど競い合って、高め合って、向上心を持つのも大事・・・。

　学生時代でも、レポーター時代でも、全てが勝ち負けで出来ているように見えて、何だか虚しいような、悲しいような・・・。そんな毎日だったように思います。

　負けて勝つ・・・なんて聖人みたいな真似、逆に卑怯に見えるし、もう こういうシステムから逃げられない。


　ところが相手を　「敵」　だと思わずに、マイペース マイペースで生きてみたら、いつの間にか全てうまくいっちゃうみたい。

　「あの子より上手くレポートしたい。」　っていう気持ちも、今思えばとても大切だった。

　だけど、そのレポートを自分が納得いくかどうかで見つめてみた時、敵は　「自分」　なんだ、と解ってしまったんです。


　自分に勝つ。

　最も難しい事のように思うけど、自分の失敗や弱さを冷静に見つめている人は、とても静かでゆるぎなく、優しい。

　そういう人を見ると、ああ この人は自分と闘って勝ったんだな、と思う。


　何者にも負けることを恐れず、自分に負けることを恐れる。

　だから相手は誰かじゃなく、自分と、自分に降りかかる色々な試練なのかも知れない。

　その全て・・・何の問題にも負けず、自分と闘ってみよう！





ではまた明日。