454648 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

大道具のガチ袋2

イントレランスの談

イントレランス!

『イントレランス』(Intolerance)は、1916年作のモノクロ・サイレントアメリカ映画。

いつの時代もイントレランス(不寛容)が世を覆っていたことを描き、人間の心の狭さを糾弾した。「映画の父」と呼ばれるD・W・グリフィス監督による、『國民の創生』と並び称される代表作にして映画史に残る大作。

社会の不寛容のため、青年が無実の罪で死刑宣告を受ける製作当時のアメリカ、不寛容なファリサイ派のために起こったキリストの受難、イシュタル信仰興隆に不寛容なベル教神官の裏切りでペルシャに滅ぼされるバビロン、ユグノーに対し不寛容な宗教政策によるフランスのサン・バルテルミの虐殺の四時代を並列的に描いており、最後に四時代は結集し、寛容を説く構成となっている。

バビロンのセットは当時としては破格の資金が費やされたが、四つの物語が同時並行的に進行する難解な作品であったことや、グリフィス一座の看板女優であったリリアン・ギッシュが表面的にはフィーチャーされていない扱いであったことなどからアメリカ国内では興行的には大失敗をし(リリアン・ギッシュの自伝によれば、最終制作費は190万ドルに達したとされるが、正確な制作費は不明)、壮大なバビロンのセットを解体する費用さえもまかなうことができず、このセットは数年の間廃墟のように残っていたと言う。しかし、歴史劇の伝統があるヨーロッパにおいては高い評価を得て商業的にもある程度成功した。現在では『國民の創生』と並び、グリフィスの代表作であると同時に、映画史に燦然と輝く名作として評価が確定している。


映画、舞台、テレビなどで使うイントレは俗称で建築現場での足場資材ビティが正式名称。映画『イントレランス』バビロンの俯瞰撮影シーンで超巨大セットを固定するためのバックタワーやカメラ台用タワーとして初めて使われてからバックタワーやピンタワー、カメラ台などに使われるようになりました。


ビディとはデビッド・E・ビティ氏が考案した足場のことです。枠組み足場の一種で通常は鋼製ですが、最近ではアルミなどの軽量なものも使用されています。ビディの構成部品は強固な鳥居型建て枠、筋交い、鋼製布板、ジャッキベースなどです。ビデ足場(ビティ足場)は日鐵住金建材株式会社(旧 住友金属建材株式会社)が日本で初めて枠組み足場を開発した際の製品です。










© Rakuten Group, Inc.