アフター・ザ・ライブエイド
ライブエイドの熱狂から19年。DVDが発売になりました。主催のボブ・ゲルドフはこの映像の再放送は認めなかったので、ソフトは永遠に失われるところだったらしいです。中には失われた物もあるらしく、レッド・ツェッペリンは入ってませんでした。でも、発売本当に嬉しく思います。先日、「あいのり」がかかっているのを何気なく眺めていたら、運命の人を探すなんていう恋愛バラエティに参加している日本の若者がエチオピアの飢饉を知るなんてショッキングな体験をして深刻になってました。私も初めて知る内容があったんですが、エチオピアでは1970年代に「緑の革命」ということがあったらしいです。先進国が収穫の上がる種を持ち込み、大地主が小作から農地を買い上げ、農地を拡大したら、機械化しなければやっていけず、そのため人員削減、おまけに、食料じゃなく先進国が買い上げるタバコ、カカオ、紅茶などを作らせ、安く買い上げ、食糧不足のため飢えるようになったそうです。番組では若者が急に討論をしてました。まあ知ることは良いのですが、そこで深刻ぶっても、しょせんは長期の合コンに参加してる若者の浅知恵なんぞでなにも解決はしません。そおう、19年前のこの、『ライブエイド』という超巨大イベントでも、世界は変われなかんたんですから。『あいのり』では先進国が穀物をアフリカに作らせ、買っている、日本は食料輸入は世界一と、まるで日本が悪いと紹介します。まてよ・・・1.日本が食料を輸入するのは食糧自給率が低いからです。1.アフリカに食料を作らせ安く買い上げているのはアメリカの穀物メジャーです。1,日本の食糧自給率が低いのはアメリカの戦後政策から来ています。さて、悪いのは誰?バンドエイドがアフリカの飢饉を訴えって19年。アフリカはまだ飢えてます。私個人に出来たのは、バンドエイド飢饉の出したレコードを買い、いま、ライブエイドDVDを買い見ることです。世界の心配は大切だけど、理想は求め過ぎない方が良い。ただ過酷な世界の現実には葛藤しよう。人の言葉を借りました。