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手品の練習を昨日今日と最近行き始めた地域のコミュニティカフェでやっている。いや、練習というよりも研究に近いかもしれない。 テーブルの上にマットを敷き、その上でカードを広げる、あまり気にしてやっていなかったが以前師匠に言われたことを思い出した。 「いいか?お客様にカードを診てもらう時、スート(トランプの横端に書かれた数字とマークのこと)がお客様向きになるように広げるんだ」 確かにそうだ、カードがバラバラかどうか判断するのはお客様なのだからそちらに見やすいように広げるのは当たり前のことだ。 しかしどうだろう?カードを広げるスプレッドを右手でやるとマットの左上にカードを置き、右下にすべらせるようにカードを広げるほうがどうもやりやすい、しかし、カードのスートの位置を考えるとそれではスートが手品師の側に見やすく広がる。 解決法としてはさっきの逆モーション(つまり、右上にカードを置き左下にすべらせるように広げる)方法をとればお客様側にスートを向けられる。 ・・・しかしこれもやりにくい・・・ しばらくカードに触れながら考えていた。 「・・・リボンスプレッド・・・」 どこからともなく声が聞こえてきた・・・なんてことはないのだが、それをやってみることにした(リボンスプレッドとは広げたカードを端から起こして波打たせるようにトランプを返していく技法のこと)。 するとどうだろう? 今までのやり方だと表向きにスプレッド(左上→右下)してそれをリボンスプレッドで裏に戻して手に戻した。 が、その逆をやってみた。 裏向きにスプレッドして、リボンスプレッドして表に返す。すると、お客様方向にスートが返ったではないか! かなり地味な発見に聞こえるかもしれないが、私本人としてはとても目からうろこ的な発見だった。このやり方でやれば自分の技法にストレスもなく、お客様方向にスートを見せることが出来るだけでなく、ちゃんとリボンスプレッドをやる理由としても成り立つ! やはりただ技法を見せるだけだとどこかちょっと嫌味っぽいというか自慢気に見えてしまうのでこれはとてもいい発見でした。もし左利きで手品をされている方がいらしたら私の言った方向と逆の動きでやってみると同じことが出来るはずです。是非やってみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/11/24 10:22:52 PM
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