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加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

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September 3, 2005
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カテゴリ:音楽
 昨日の夕刊だっただろうか、今年のザルツブルク音楽祭で、ネトレプコとハンプソンという人気歌手の共演した「椿姫」が、圧倒的な人気だったという記事が出ていた。それがなければ一番話題を呼んだだろうムーティの「魔笛」も、かすんでしまったとか。
 本国のオーストリアでは「椿姫」初日の公演がテレビ中継され、視聴率が29パーセントを記録したそうだ。オペラの公演で29パーセントなんて、すごいよね。
 もちろん、ザルツブルクに行った私たちも見たかったのだが、日程の都合で不可能だったのだ。

 でも、現地で話をきいたり記事を読んだりしているうちに、まあいいか、という気分になってしまった。 
 いくらなんでも、とんでもない、という気がしてきたのだ。

 まずチケットがとても入手しづらかったらしい。最初購入できるはずだった旅行社でも、急に取れないということになり、急遽担当者が現地に飛んだケースもあったよう。
 ブラックマーケットも暗躍したようで、チケット代が1500ユーロから2000ユーロまで値上がりしたという話もきいた(正規料金はたぶん最高の席で380ユーロくらいか)。
 2000ユーロといったら、28万円くらいである。

 あほらし。

 そりゃネトレプコはもちろんきれいだし、若手のなかではうまいほうだと思うよ。それにしても、いくら人気歌手だからって、2000ユーロというのはいくらなんでも、ではあるまいか。
 そんな値段なら買わなきゃいいのに、と思うのだが、希少価値となるとますます聴いて見たいのだろう。

 でもよくないと思うよ、こういうの。
 あとで「いくらで買った」という話が飛び交ったりするんだから。ゲットしたのを得意げにいうひともいるだろうし。
 そういうの、聞いててあまり面白い話とは思えない。 

 いっそのことみんなでボイコットすればいいのだが、そういうわけにもいかないのだろう。
 「お金をいくら積んでも買う」日本人(アメリカ人も???)なんて言われないうちに、ブラックマーケットも取り締まったほうがいいんじゃないだろうか。





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最終更新日  September 4, 2005 01:12:11 AM


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