歴史に残る名画「ローマの休日」は、オードリー・ヘプバーンが演じるヨーロッパの伝統国の王女、アンと、グレゴリー・ペック扮(ふん)するアメリカの新聞記者、ジョーとの、短くも美しい恋の物語が描かれる。スペイン広場をは
シャネル激安じめとするローマの鮮やかな情景の中で、1組の男女が出会い、お互いを見つめることで自分自身を発見していく。そして、心の中にある真実を切ない気持ちとともに抱きながら、それぞれが新しい一歩を踏み出していく。
東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催中の「『ココ シャネル 1962』 ダグラス カークランド写真展」(キュレーション:ジェームス カヴェロ)は、シャネル創業者のガブリエル・シャネルが、にこやかな表情を交えながら示した真実の姿が示されている。ほとんどの写真取材を受け付けなかったココ・シャネルをフィルムに収めたのは、ファッションや映画をはじめとするフォトジャーナリズムの重鎮、ダグラス・カークランドだ。
1962年7月、パリで2人の偉大な芸術家は出会う。世界にますますその名を高めていたマドモアゼル・シャネルは被写体、妖艶(ようえん)なマリリン・モンローを複雑な内面とともにとらえて驚愕(きょうがく)の新進と注目されたカークランドは撮影者エルメス 財布。そんな関係の中で、2人は互いを尊重し、自身を見つめながら真実を見いだしていく。