日本食が恋しくて・・・
旅の後半になってくると、日本食が恋しくなってくる。若い頃は2週間ずっとイタリア料理だけを食べ続けても飽きたりはしなかったし、都市部なんかでマズそうな日本食レストランやあやしい中華レストランで食事をしている日本人を見かけて、「わざわざイタリアに来たのに、なぜ好んでアレを食べるんだろう?」と疑問にすら思っていた。お米、麺類、パン、昔のアタシは絶対的にパン派!だったけど・・・年齢のせいなのか?妊娠中だからなのか?どうもイタリア料理漬けの毎日に嫌気がさしてきた南イタリア・シチリア島、しかもトラパニというあまりメジャーではない都市に日本食レストランなんかあるわけないだろうと思っていたが、んっ?!発見しましたぁー正確には日本食ではないんですが、中華料理店ですっ!広い海沿いの通りに面した、けっこう豪華な造りをしたお店。なぜか日本風の提灯が店先に並び、日本食もやってるよアピール全開!日本語で寿司やら串焼きって書いてある・・・大丈夫か、この店・・・あやしいとは思ったものの、日本食恋しさに入店案の定、中国人経営のお店で、感じの良い中国人のオバさんが出てきた。店員さんも若い中国人の女の子で、メニュー選びに付き合ってくれたり、悪い店ではなさそうだ。かた焼きそばや酢豚や海老チリなど、定番の中華を注文海老フライがありました。ソース味が嬉しい♪特に気に入ったのはコレマグロの巻き寿司で~す。あぁ、愛しの日本食やっぱりマグロは生で食べたいよね~。わさびの味に辛さとは別の涙が出そうだった全体的に日本のファミレスよりずっと味のレベルは下がるけど、異国の島で食べることを考えたら、十分満足できると思うぼったくられるかも!なんて警戒してたけど、お値段はそんなに高くないし、お店のオバさんが帰り際に缶ジュースをくれた。ごちそうさまでしたぁ~お腹いっぱい夕飯を食べた後、彼が地元で人気のピッツェリアへ行きたいと言い出した。あれほどラーメンが食べたい!蕎麦が食べたい!と言っていたくせに、中華料理を食べて胃の中がリセットされたのか?!つわりの影響でパンやチーズなどがNGになってしまったことが悔やまれる・・・お店は宿泊先から近かったので、お持ち帰りすることに。店内は人!人!人!地元の人だらけで、みんなお持ち帰りのピッツァの焼き上がりを待っている。ピッツァ1枚買うだけなのに、けっこうな時間がかかる。さすがの人気店定番のマルゲリータ。私は2口くらいしか食べてないのですが、彼は絶賛してましたつわりが終わってからイタリアへ行きたかったなぁ~。今ならピッツァ3枚くらい食べられるのに・・・(笑)