カテゴリ:建築日記 J・URBAN
石膏ボード壁の設置が終わり、壁紙・クロス工事へと移りました。 (実際は6月中旬~下旬のお話です。建築日記の日付とは時差があります。ご勘弁を・・・) 壁のコーナー部は、強度を向上させるため、プラスチック製のガードが取り付けられます。 (右写真) 完成してしまえば目に見えない部分ですが、耐久性には、こういった細かいところまで手をかけているかどうかも影響するものだと思います。 石膏ボード表面にある凹部(継ぎ目・ビス頭など)は、パテで平らにしてから壁紙が貼られます。 ここで使われていたパテは、漆喰のようなさらっとした手触りのものでした。(左写真) パテ埋めが終わり、壁紙を貼る前の状態です。 (右写真) ブルーシートがかかっているのは、壁紙に接着剤を付けるコーターかな? 接着剤には、F☆☆☆☆等級(ヤヨイ化学工業製)が使用されていました。 【マメ知識】 F☆☆☆☆等級とは、JIS・JAS規格で規程されるホルムアルデヒドの発散速度が、最も低いレベル(発散速度≦0.005mg/m2・h)であることを示しています。 ただし、この規格はあくまでホルムアルデヒドのみが対象です。 接着剤の溶剤としてよく使用される、トルエンやキシレンなど他のVOC(揮発性有機化合物)についての基準となるものではありません。ご注意を。 少々マニアックな話になりますが、「どんな化学物質が使われているか詳しく知りたい!」という方は、HMや工務店経由で、化成品製造元のメーカーからMSDSを入手されてはいかがでしょうか。 (多分、個人で入手するのは難しいと思います。) ただし、MSDSの内容は、一般の方にはちょっと難しいかもしれません。 ◆MSDS(Material Safety Data Sheet)とは?◆化学物質安全性データ-シート。事業者による化学物質の適切な管理を促進するため,PRTR 法で指定された化学物質を含有する製品を他の事業者に譲渡または提供する際に事前提出を義務づけられている,その化学物質の性状および取り扱いに関する情報。 ◆MSDS制度、PRTR制度の紹介◆ 化学物質排出把握管理促進法について(経済産業省) 壁紙を貼った後の様子です。(左写真) 壁紙は淡いベージュ(J-Urban標準仕様、シンコール製ビニールクロス、F☆☆☆☆等級)です。 養生シートがあるため見えませんが、フローリングはクリーム色(ノダ製)です。 建具のみダークブラウン(協和木工製)とし、廻り縁・巾木など他の部分を白系で統一することで、コントラストをつけています。 壁紙のアップです。(右写真) 近くで見ると淡いベージュ系ですが、壁に貼った時の印象はほぼ白になります。 ちなみに、けもやのおうちでは、壁紙は天井も含めて1種類だけです。 その理由を一言で言えば、「考えるのがめんどくさかったから」となります。(笑) --------------------------------------- ★ご注意ください★ けもやのおうちは、近畿仕様で建てられています。施工方法や住宅設備などの標準仕様は、建築地域や建築時期によって異なる場合がありますので、詳細は担当の方にご確認ください。【05/07/16追記】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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