妹妹（≧▽≦）ｖの帰国後それから☆

丹東鴨緑江さんより、日本語に翻訳してほしいという
要請を受けまして、頑張ってみたいと思います

変な日本語いっぱいだとは思いますが…
愛嬌という事で見逃してくださいね

翻訳してくのは、学校の授業で使ってる教科書
「中国文化」というもの

ちょっとでも中国を知る手助けになればと思います


それでは、第一弾です


「九寨溝の湖」


四川省成都市から４００キロ離れた岷山の奥深く、ひっそりと一つの桃源郷がある。
何世紀もの間、人に知られる事はなかった。
２０世紀７０年代、伐採の為に人が初めて入り発見される事になった。
ここは、９つのチベット族の村があった事から「九寨溝」と名付けられている。

人間仙境に九寨溝と呼ばれ、四川省アバ・チベット族チャン族の自治州の境界内にあり
南坪県の岷山の南に位置するgaer納峰っていう山の北の山麓
長江の支流である嘉陵江から流れる一つの支流からなり
海抜は２０００～４３００ｍである。
大自然の巧妙な地である、３つのY字型の峡谷で形成されており
総長は５０ｋｍちょいで、その中に１１４個の珍しい湖があり、総面積３．５ｋｍ。
この１００個以上ある湖、九寨溝は神秘的な高山湖の湖の事。

ここの上空は清浄な青色で、遠方にある山頂には、まっ白な雪が見える。
最も美しい場所で、湖の水は一年中エメラルド色に清く澄んでいる。
底は明るく美しく見え、しかも光の当り具合や季節の移り変わりにより
変わりゆく色調と水韻(？)が現れる。

風がないで、波が静かであり、碧い空、白い雲、遠くの山
近くの木々、湖には逆さに景色が映る。
「雲の中で魚が泳ぎ、海の底で鳥が飛ぶ」
この珍しい光景が次々と現れて尽きる事がない。

百余の湖は、古い木々で囲まれ、珍しい花が取り囲み
まるで美しい花々を散りばめたようである。
また、湖の間を流れる滝は、銀のチェーンと白い絹が繋がりできた
一つの翡翠のようであり、各種の特色の変幻は尽きる事がない。


九寨溝に関して、一つの美しい伝説がある。
遥か遥か昔、神女の沃諾色姆の恋人、達戈が彼女に宝鏡をプレゼントした。
沃諾色姆は、もしかすると嬉しすぎたのかもしれない。
不注意により手から滑った、宝鏡は１１４個にわれた。
この１１４個の破片から成ったのが、彩色豊かな「翠海」である。
伝説はとても美しいが、九寨溝の大多数からなる湖は
神仙で使われる魔術が成せるものではなく、
流水中の炭酸カルシウムに関係がある。
大昔、地球がまだ寒い間氷期、小氷期の段階の時、
ここの水中の炭酸カルシウムは凝結する事なく、流れ続けた。
今から１２０００年前、気候は変化し暖かくなり
流水中の炭酸カルシウムは活発になっていった。
そして、千年万年かけ、だんだんと積み重なり、厚くなり
乳白色のカルシウム質の土手の畜水からなる「海子(湖)」となり
私たちが見ている九寨溝へと形成されていった。

九寨溝の形態は、多種多様に異なり
この１１４個の大小異なる湖は５０ｋｍ範囲内に分布され
湖と湖の間の高さの差は１００ｍ以上あり
それぞれの湖が、人を引き付ける独特なものを持っている。

例えば、「火花海」
ここは、毎日朝は霧に包まれ、太陽が出てくると
太陽に照らされた火花海の上を、そよ風が吹き、湖面に金の花が現れる。
これが、「火花」の由来である。

また、「熊猫海(パンダ海)」
ここの水に含まれている塩分は比較的高く、パンダは好んでこの水を飲む。
パンダが水を飲む時、一つの特色がある。
それは、パンダが湖面に映る自分の影を見た時、その影と、水飲み競争を始めるのだ。
お互い飲み続け、お腹がいっぱいになりすぎて動けなくなる。
そして、近くで休憩をとる事から、
それを見ていた地元の人が「パンダが酔った」と言ったという。

九寨溝の中心にある「五花海(ごかかい)」は、その名の通り
湖の色が神秘的に変化する。
ある時は、淡い黄色に見え、ある時は深緑色に見える。
しかし、いつもは透き通っていてキラキラと光るサファイアのようである。
これを見たあなたは、酔いしらされ大声を出す事ができないだろう。

この五花海は人々にとって難解の湖でもある。
２０世紀９０年代、熊猫湖はすでに枯れてしまったが、
五花海は依然として湖水が豊かに満ちている。
更に人を奇怪にさせるのは、毎年の冬、九寨溝の他の湖は凍るのに対し
五花湖は凍る事がないのである。
これにより、この神秘の湖は地元の人たちに心から畏敬されている。


中国の伝統神話の中に、西王母(王母娘娘)の天上の宮苑内に五色の揺池がある。
人々は実際に、その湖を見る事はできないが九寨溝がある。
大小とりどりからなる九寨溝は、それぞれの彩色が現れ
毎日じゅうぶんに美しいが、いずれもみな長い時間をかけて少しずつ色褪せている。
これは、太陽の光、水藻、湖底の沈殿物たちの「合作成果」である。
湖の中で成長したアオミドロや水ワラビなどの水生植物から形成される
水生群落と水底の変化する沈殿物、太陽の照射などで
次から次へと、移り変わる美しい五色の色が現れるのだ。

それぞれの湖の深度、変わりゆく沈殿物や岸際の景色
それぞれの色の差違、独特の色彩、十分に含まれるカルシウム物質
これらが、まさに人々が九寨溝に魅了される秘密である。


九寨溝は、その独特の自然美、尽きる事のない自然が織りなす景観、
豊かに満ちた動植物の資源により「人間仙境」と誉めたたえられている。
１９９２年１２月１４日、正式に世界自然遺産へと登録され、
１９９７年、世界生物圏保護ネットワークに入った。


李白の詩曰く、「大きな声を出すべからず、天上人驚き恐れる」

九寨溝も大きな声を出して笑う場所に似合わない。
ただ微笑み、静かに鑑賞し、心と自然とで対話をする。
人類の言語も、ここではとても薄っぺらく淡泊にみえる。
私たちは、どうやってこの感動を表現すればいいのだろうか？
天地万物を創造した神の力に惜しみなく無限の感謝をして、
大自然の尽きない魅力に感謝をし、
私たちは十分に酔いしれ、心ゆくまで楽しむのだ。


九寨溝





神秘的な場所ですなぁ