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カテゴリ:愛読書
93.Love 秋から冬、春、夏までの10カ月間、誰も知らない東京のもうひとつの姿と、そこで生きるものたちの喪失と再生を、鮮やかに切り取った青春群像小説。 えっとですね~小説だと思って読むと「なんだ、これは?」と思うかも。 何か狂想曲のような本でした。 テンポの良い文章と二人称の語り口。 そして東京と猫と登場人物。 そこは東京でありながら普段私達が知ってる東京とは違う空間。 東京に住んでる人ならもっと楽しめるんでしょうね。 旅行でしか行ったことがない私も品川近辺の場面はとても鮮明に風景を思い出せたから。 この本に主人公はいなくているとしたら東京でたくましく生きる野性の猫なのかな。 猫が好きなので何とか最後まで読めたけど途中すこーし厳しかった部分もありました。 こういう新しいタッチの本に慣れてなくて(^^ゞ でも読み進めて行くと微妙に主人公同志が重なり合ったりしていて 最終的にはなかなか面白かったかな。 ところどころ、ツボにはまる文章があるんですよね~。 私が一番気に入ったのは「ミノワ・スペシャル」を放つ猫「ミノワ」 これも解る人にしか解らないツボですよね~(^^ゞ 古川さんっていろんなことに興味を持たれていていろんな知識を持って いらっしゃる方なんだろうなって思います。 そして熱い方ですよね~。 この本を人に薦めるかというとちょっと勇気がないのですが 新しいジャンルだと思うので挑戦してみるのも良いかなあと思います。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ここからちょっと余談。 ただの独り言なのでスルーしてくださいね。 先日「太田総理」が番組で日本の純文学について語っていたのですが (太田総理は古川さんのファンなので古川さんつながりってことで) 彼曰く最近の日本の純文学は面白くないらしい。 そのことに彼は怒っているらしい。 それは作家××(何故か音声がピーで消される)のせいらしい。 らしいばっかりでごめんなさい(゜)(。。)ペコッ その太田総理がおっしゃってる作家さんは私もよく読む作家さんで 本を読む方ならほとんどの方が気づきそうな感じの説明で話されており それ故何故に作家さんの名前の部分が伏されているのか良く解らず 伏されていることに逆に悪意を少し感じてしまったりしました。 本を読むのは孤独な作業です。 そして本から感じることは人それぞれ。 全ての人が面白いという本もなければ全ての人が面白くないという本もないと思っています。 本は作家の手を離れ私達の手元に来たその日から「私の一冊」だと思ってます。 だから太田総理が感じることは一個人の意見(誹謗中傷ではないということ)と とらえたのですがやっぱり名前を伏せる必要があるのですかね~。 ただし彼の意見には賛同できませんでしたが。 名前を出すとその方のファンから山のような苦情が来そうだからかな。 確かにそれもあるような気が(^^ゞ でも明らかに話しの流れで誰だか解ってしまうような特にファンの方なら 気がついてしまうと思うんですけどね~。 すごく謎な出来事でした・・・。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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