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カテゴリ:愛読書
くまとやまねこ 88.くまとやまねこ 突然、最愛の友だち・ことりをなくしてしまった、くま。くらくしめきった部屋に、ひとり閉じこもっていたくまが、やがて見つけた、あたらしい時のかがやき。 くまとことりとやまねこの物語。 モノトーンの繊細の絵の中に結ばれたピンクのリボンがとても色鮮やかで 見えないものを形にするとしたらこんな感じなのかなあと思いました。 絵も物語もとても静かな雰囲気なのに、その静けさの中に くまが失った大切なものの大きさや、そこから一歩を踏み出す力が 強く描かれていて生きているものはいつかは自分で歩き出さなくてはいけないし その力をみんなが持っているということを伝えてくれます。 とても胸がじーんとして泣いてしまいそうになるんだけど それは悲しみの涙とはちょっと違う暖かい涙なんですよね。 (くまがことりのことを思い出す場面がとても好きです) とっても素敵な物語でした。 じゃっかん大人向けかなとも思うけどお子さんにも十分薦められる絵本だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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