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カテゴリ:愛読書
91.チャイルド44(上)&(下) スターリン体制下のソ連。国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフは、あるスパイ容疑者の拘束に成功する。だが、この機に乗じた狡猾な副官の計略にはまり、妻ともども片田舎の民警へと追放される。そこで発見された惨殺体の状況は、かつて彼が事故と遺族を説得した少年の遺体に酷似していた…。ソ連に実在した大量殺人犯に着想を得て、世界を震撼させた超新星の鮮烈なデビュー作。 子供たちは森に消えたを読んだのが20歳の頃でもうか~な~り~昔ですが とても印象に残っている本でした。 そのチカチーロの事件に着想を得たということで興味を持ち読んでみたのですが 上巻は事件よりはむしろスターリン体制下のソ連の過酷さや主人公レオと その周りの人たちの話がメインになっています。 下巻に入ると一気に事件の真相に近づいて来るんだけどちょっと映画的な雰囲気。 チカチーロの事件を確かに取りいれてはいるけれど、逆にこの事件を 知らない方が面白く読める作品だと思います。 知ってるといろいろな事が解ってしまうので・・・(^^ゞ あとドラマ性を強くするためかあえて事件があった年代の設定を変えて いるのだろうと思うけどどうしてもそこら辺にちょっとした悪意を 感じてしまうんだよなあ・・・。 ロシアでは発禁らしいのですが、逆にロシアの人が描いた物語を 読んでみたいのになあと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月24日 11時38分46秒
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