|
カテゴリ:読書 小説
国分寺市のやや西側にある恋ヶ窪(文中ではそうなっていますが、位置的には中心あたりだと思うのですが)にある鯉ヶ窪学園。
公認・非公認合わせて多種多様というか雑多というか、とにかく多数の部活動が存在し、芸能コースまであるという、どこかインチキ臭い学園の探偵部を舞台とした作品になります。 学校を舞台に、探偵部となると本格ミステリの定番として、マニア談義をメインに謎解きを進めていくというものになりますが、本作も例にもれずその流れを組んでいます。 ただし、非常にバカです(笑) 本格ミステリーが好きな人から、今一つ分かっていない人まで、とっつきやすい形になっていますね。 どちらかというと、本格ミステリーの知識よりも、小田急線や京王線の駅名を知っていた方がいいとか、阪急ブレーブスを知っておいた方がいいとか、恋ヶ窪から徒歩5分で行ける範囲を知っておいた方がいいとか、どうも小ネタはハードルが低いものが目立ちますね(笑) 私はこの作者は、「謎解きはディナーのあとで」で初めて知ったのですが、個人的にわかりやすいローカルなネタを使ってくるので、ピンポイントで狙われている気分です! 密室ネタとか本格ミステリーとしての内容よりも、ローカルな小ネタにひっかかる読者が正しいものかどうかは知りませんが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月08日 20時39分08秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書 小説] カテゴリの最新記事
|