盗んでも使えない携帯
さっきテレビを見ていたらテレビショッピングで携帯電話を売っていた。会社の社長、ビジネスマン、弁護士、記者等々にお薦めという触れ込みで、ショートメッセージ(SMS)を盗み見されないようにパスワードで管理。盗まれてSIMカードを入れ替えても他人に使われず、犯人を追跡出来るとか。SMSを盗み見されない云々はビジネスでというより、実際はプライベートでのニーズのほうが高いのではと思ってみたり(映画「手机」)。犯人の電話番号が仮に分かっても実際に取り返すのは困難と想像する(身近な人の番号だったらどうしよう?)。でも、ちょっと面白いかもと見ていたら、最後に現れた価格は4,000元弱(日本円にしてざっと6万円)。これを見て引いてしまう私は、中国の経済発展の速度に取り残されているんだろうなと思う(中国の携帯事情からしたら、そんなに馬鹿高くもないんだろうけど。)もっとも、盗んでも使えない技術を標準装備にすれば盗人は減る。が、これも技術競争のいたちごっこか?