シドニー　あれ,これ,ホ～ント？

浜辺に打ち上げられた私はグダーとなって気絶してしまい　
闇の中にきらきらと星が回っていた
デニス博士とスティーブ君に足と手を持ってもらい　宿に運ばれた私
船酔いは　まだ　ぐるぐる　回っている

２４度の水温に５５分と４９分も長く潜ったせいか　
全身はまだ冷え切っている
ベットにたどり着いた私は　最後の力を振り絞って
シャワー室に行き　熱い熱いシャワーで身体を温めた
あとは　ベットの中で　残っている船酔いと格闘し
残っている胃液を吐き続けた　

身体が弱くなって抵抗力がなくなってるせいで
一気に喉がはれ上がった
その後　急な悪寒に襲われて　熱が上がろうとしてるのがわかる
これは　大変な事になった
単なる船酔いではないじゃあないか
船酔いが引き金になって　
扁桃腺がはれ上がり　高熱が出てきたのである









さて、ここは　ゴールドコースト　
世界でも名の知れたリゾート地

　　　　　　　　　




高級リゾートホテルが立ち並び　
ビーチにはオッパイボヨヨ～ンのお姉ちゃん達がたむろしてる
ここに来るのが楽しみだった私


　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　

私達が予約したホテルは　有名なマリオットだ
航空会社のスッチーたちも投宿契約してるほどいいホテル
朝食のバッフェが良さそうなので　ここを選んだ、、、、はずの私

はずの私は　熱と戦って　ここのベットにいる
一歩も立ち上がれない
もう、３日間寝ている　この高級ホテルでた
食べたものは　楽しいはずの朝食のバッフェで　おかゆ　２口　
それも息子に支えられて　やっと歩いた　

あのビキニの姉エちゃんはどこ？　　　　

そう　私は　念願の念願のリゾート地に来たというのに
ベットの中で立ち上がれなかった　ひたすら眠っていた
３家族できていたので　息子は他の人達と一緒に
毎日遊びまくっている　これだけは安心であった

私は貧乏な母子家庭の母親である　
このホリデーのために身を粉にして働いた
やった事もない電気会社でPCケーブルのはんだ付けの仕事もした
宝石会社で高価なブラックオパールを下手な英語で一生懸命に売った
二つも仕事を持っていて　更に自宅でデザート作りをして
レストランにも卸している
これだけやったのに　何で念願のリゾート地で病床に臥さなければいけないの？

やっと立ち上がって　身の回りを整理できたのは
シドニーに帰る朝でした

フラフラでも　気力で　最後の日の朝に　撮ったゴールドコーストの写真

　　　　
　　






　　　今度こそはこんなビキニのお姉ちゃんを絶対見に行くぞぉ～っと　強く思ったこのホリデーでしたぁ！！