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カテゴリ:GIS
日本地図センターが基盤地図情報として公開されている数値標高モデル(DEM)の変換サービスを開始した。
基盤地図情報はDEMも含めて、JPGIS(地理情報標準プロファイル)規格として整備されており、データ形式はJPGISに準拠したXML形式になっている。 現状ではこの形式に対応していないGISソフトウェアも多いことから、地図センターで汎用的ファイルへの変換を行うもの。 変換サービスの提供フォーマットはGeoTIFF、ヘッダーなしバイナリ、カシミール3D形式のいずれかで、変換料金は1メッシュ280円(メディア代・送料別)。 ユーザが使いやすい形式への変換は重宝だと思うが、地図センターがこのサービスを行うのは違和感がある。 基盤地図情報の登場でそれまでのDEMも含めた数値地図が売れなくなるという事実は確かにあるのだが。。。 それにしても、データの流通・利用促進を目的とした標準化の一環として出て来たのがJPGIS形式のはずだが、変換サービスが登場するようでは何のための標準化か分からない。 「変換」という需要を促したことは評価できるが(笑) 現状でJPGISへの適合性認証を受けたGISソフトはPC-Mappingのみ。 ソフトウェア開発サイドが動かないようでは標準化の是非を問われてしまうと思うのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.04 01:50:53
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