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Chobi's Garden

*勝沼ワイン

勝沼ワイン


ワインボトル


   私はワインが好きですが、いわゆる「ワイン通」ではないので(ただの飲んべえ?(^_^;))、銘柄とか無頓着に、1本1000円前後のをよく飲んでいます。好きなのは白の辛口で、樽の香りが強いのはちょっと苦手と、とってもわかりやすい嗜好の持ち主かと思います。(^_^;)
 勝沼ワインのことを知ったのは、ここ数年のことですが、都心から近いこともあり、ドライブがてら、ちょこちょことワイナリーに寄ってはワインを買って帰っています。勝沼で「地酒」と言えば、日本酒ではなく、ワインなんだそうで、実際、一升瓶に入ったワインもたくさん売られています。
 山梨県の勝沼町で、ぶどう栽培が始まったのは、1200年ほど前のことで、ワイン醸造は120年ほど前に始まったそうです。明治10年(1877年)に、日本で初めてのワイン醸造会社「大日本山梨葡萄酒会社」が設立され、その年の10月、高野正誠さんと土屋龍憲さんという2人の青年がフランスへ渡り、2年間でワイン作りのすべてを学び、帰国後、本格的なワイン作りに取り組んだんだそうです。(2人の姿をデザイン化したシンボルマークは、勝沼オリジナルワインとして厳しい審査に合格したものに刻まれています。)カベルネ・ソーヴィニヨン、マスカットベリーA、メルロー、シャルドネ等々、フランスワインでよく聞く品種を原料にしたものもあるのですが、勝沼ならではの醸造用品種・甲州から作られたワインが、おすすめだと思います。(中でも「シュール・リー製法」*という醸造法で作られたのがおすすめ!)
 勝沼町には、歴史のある小さなワイナリーがたくさんあって、中を見学させてくれたり、無料で試飲させてくれるところが多いので、それも楽しみの一つです。、薄暗くて、ワインの香りが染みこんだ貯蔵庫を、ご主人のお話を聞きながら案内してもらうと、フランスの田舎町にでもトリップしたような気持ちになります。
 先日、9月の下旬に訪れたら、3連休で観光客がいっぱいの上、仕込みの時期でもあり、みなさんおおわらわ、という感じでした。

 私が特に気に入っているワイナリーは、
丸藤葡萄酒(ルバイヤートワイン)←「ルバイヤート」というのは、ペルシャの4行詩集のこと。創始者はロマンティストだったんでしょうね。
勝沼醸造←テイスティングは有料(500円)ですが、丁寧でわかりやすい解説付きです。(よそでもちゃんと説明してもらえるんだけど、どれがどれだったかわからなくなりがちなので・・・(^_^;))
山梨ワイン醸造←こぢんまりとしたところですが、古き良き日本を感じさせるようなところです。
原茂(はらも)ワイン←ぶどう狩りやバーベキューまでできます。カフェも併設
中央葡萄酒株式会社←ブランド名は「グレイスワイン」 飾らないシンプルなラベルがかえって品質の確かさを感じさせます。
で、いずれも、歴史を感じさせる建物がとても素敵なところです。(もちろんお味もいいです(^-^))

*シュール・リー製法 : 発酵後、澱(おり)引きせずに6ヶ月くらい静置貯蔵してから、瓶詰めする醸造法。様々な味わいを秘め、きりっとした辛口に仕上がるようです。



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