漆芸家 山崎覚太郎
なにげにテレビを見ていたら、今日は山崎覚太郎(やまざきかくたろう)が亡くなった日、ってやってました。漆を伝統工芸から現代芸術に高めた方だそう。それまで、漆といえば、黒地に蒔絵、というものでしたが、漆にいろいろな顔料を混ぜた色漆を使い、色鮮やかで、(正確なデッサン力に基づく)斬新なデザインの絵画にひけをとらない作品を創り出したそう。(のちにパリ万博の年に、国費でフランスに留学中し、アールデコと出会い、それが氏の作品に影響を与えたとか)東京美術学校で教鞭を取った後、日展の理事長をやっていたときには、そのリーダーシップを持って、芸術家の地位を上げるべく力を尽くされたんだそうです。文化功労賞もいただいています。すごいかたですね~。でも、知名度はあんまり高くないのでは??私が氏のことを知ったのは、最近TVで見た「なんでも鑑定団」(再放送の方かも?)でしたが、スタジオ内も「???」って感じでしたもん。作品には目が釘付けになっちゃいましたけどね~!こちらは、富山県高岡市にある青井記念館美術館の所蔵作品なのですが、漆なんですよ~、これ。実物を観てみたいものです。