Taipei International Book Exhibition台北ブックフェア
TIBFに興味を持ったのは2022年3月に開催されたChildren's Book Fairでは世界一のBIBFを訪れた時のこと、ボローニャは二度目だったのだけど、以前には見られなかった台湾のブースがとても立派で目を引かれたのがきっかけでした。そして調べるうちに台湾が読書と教育に力を入れていることを知り、これは実際に見に行かねばと準備を始めました。本当は昨年行きたかったのですが、台湾はそのころまだコロナの隔離措置が残っていたので一年先延ばしにして今年ようやく念願かなって訪台。TIBFは台北駅よりメトロ(レッドライン)で30分弱のワールドトレードセンターで開催されています。台北101の隣で駅からもすぐなのでアクセス抜群です。*****************入場券の入手方法は最後に載せてます!*****************TIBEは児童書専門ではないので全世代が楽しめるブックフェア。こちらが子供コーナーです!今年のGuest of Honorはミッフィちゃんの国、オランダ。ドイツポーランドボローニャやシャルジャに比べると同じ国際ブックフェアでも欧米のブースはかなり少なかった印象です。ただ、現地の書店や代理店ががんばっていた!!英語絵本がとにかくたくさん並んでいて購入可能なものがかなり多く用意されていました。そして何より素晴らしかったのが英語学習の教材用としての絵本が豊富だったところ。SDGsやテーマ学習などターゲットが明確な絵本がカテゴライズされています。ブックフェアは版権ビジネスの場でもあるのでブースの中には入りづらい雰囲気をかもし出しているところも多いのですがTIBEのブースは出入り自由で気になる絵本を簡単に手に取ることができました。今回は特にプロフェッショナルパスで入っていたので代理店の方と名刺交換をして台湾の学校で使用されている英語教材や絵本を見せてもらうこともできましたよ。特にこのブースでは椅子を用意してくれたのでしばらく居座り話し込み笑こちらは台湾の大手書店「誠品書店 elite bookstore」中国語の絵本もたくさんありましたが英語絵本のラインナップもかなりすごかったので市内の店舗に足を運ぶ手間が省けました。ちなみにお尻の絵本は英語版をすでに所有しています笑ポップアップも種類が豊富。そして割引価格で販売。一日目は気づかず、二日目に店員さんから教えてもらいました。この漢字から割引のイメージがわかなかった。大好きなスカラスティック社の絵本も!TIBEは絵本以外にも玩具も豊富で、特にこのフランスのおもちゃがとても可愛かった!もう一つ今回のブックフェアで嬉しかったのは日本のブースが大きかったこと!これまでに訪れた国際ブックフェアでは日本の存在感が貧弱すぎて見るたびに悲しい思いをしていたのですが、台湾との外交関係が良好だからか日本の作家さんが人気だからか他では見ないほど大きなスペースを構えていました。こちら五味太郎さん専用スペース。大人気で現地の方で込み合っていました!日本の切手売り場も。ほかにもこんなに可愛い日本のブックストアさんが出店されてましたよ。こちら目黒に実店舗をお持ちのニジノ絵本屋さん。来月ボローニャにも出展されるそうです。台湾へは東京から行きは4時間、帰りは3時間ほどで往復できるので負担も少なく、そしてフレンドリーな方が多いので話しかけると親切に答えてくれてとても親しみやすいブックフェアだと思いました。そもそもブックフェアは見本市なのでその場で本が買えないことも多いし、上海ブックフェアでは販売スペースがあっても決済方法が現地のQRコードのみだったりで欲しい本を手にしても泣く泣く戻す。なんてことがあったのですが、台湾は現金もクレジットカードも使えたのでとても便利でした!絵本のラインナップも英語先生目線でとても良いと感じたのでまたいつか行ってみようと思います。**********入場チケットの買い方**********日本から入手可能なチケットの種類は2種類1.一般一日券(150元) こちらオンラインでも現地窓口でも購入可能です。2.Professional Pass(無料) こちらは開催前までオンラインで申し込み可能で 専用フォームの提出によりブックフェア初日に 指定された窓口でパスを受け取ることができます。 その際にビジネスカードが要求されます。 プロフェッショナルパスだと期間中何度でも無料で出入りが可能なのでとても便利ですが事前申し込みが必要なのとパスを受け取れるのは初日のみのようなので注意が必要です。また、パスの受け取り窓口は通常のチケット販売窓口とは別のところにあるので申し込みの際に指定された会場窓口へ出向くことが必要です。一旦パスを受け取るとその後はどの入口からも入れます。あとTIBEのホームページは英語表記もあるのですが反映されるのが遅かったり、記事によっては中国語のみだったりするのでGoogle翻訳を使ったりして情報のアップデートを頻繁に行ったほうがいいかと思います。台北国際ブックフェアHPちなみに2024年開催では2023年12月末にProfessional Passの案内がアップされました。今後ブックフェアにいかれる方の参考になると幸いです♪