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カテゴリ:レッスン絵本
今日は悲しいけれど、読んだ後に心の奥底から強い気持ちが
波のように押し寄せてくる絵本の話です。 『さいごのぞう』 むかし、「ぞう」という動物がいました。 という書き出しから始まるこのお話・・・ 地球最後のぞうが消えていく姿を優しいタッチで力強く表現している本です。 密猟のせいでぞうの数が減り、絶滅危惧種に指定されていることは ご存知の方も多いと思います。 でもそれが象牙を取るためなんて悲しすぎますよね。 むかしむかし私がまだ小学生だった頃、 我が家に初めてのピアノがやってきました。 鍵盤が全部象牙なのよ、と嬉しそうに話す母のそばで ゾウゲの意味がよくわからなかった私は なんだかすごいモノがうちに来たくらいにしか思っていませんでした。 そしてあの頃は自分のピアノのためにぞうが殺されるなんて 考えもしなかった。 もし子供のころにこの絵本を読むことができていたなら きっと象牙のピアノはうちにやってこなかったと思います。 この絵本はぞうが人間に殺されて象牙を奪われてしまうといったシーンは出てきません。 ただ、この世から消えていく姿が静かに描かれています。 この絵本はどうしてぞうが消えてしまったのか 読んだ後に子どもが自分で考えるように導いている気がします。 いつかEndangered Animalsがテーマのレッスンをするときに この絵本を子ども達と一緒に読もうと思います。 英語の絵本ではないけれど、 とても素敵な絵本なのでブログで紹介させていただきました。 学校図書にも指定されているそうですよ。 そして、この絵本の作者さんもとても素敵な方です。 「さいごのぞう」がたくさんの方に読まれますように。 手づくり教材はこちら ブログランキング参加中 こちらをポチっと応援お願いします にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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