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テーマ:ゴードン・ハスケル(164)
カテゴリ:キングクリムゾンメンバーズワーク
今回は、ゴードン・ハスケルが77年頃に組んでいたバンド[ Joe ]について。 ・山口百恵「ゴールデン・フライト」(ロンドンレコーディング、全面的に参加している。) Momoe Yamaguchi / Golden Flight (1977 LP) ・いかすぜジャックツイスト / ツイスト決定盤 (The Golden Twist Party ,1977 LP) 企画モノLP、全曲Joeの変名グラフィティハウスバンドの演奏。歌は全曲ゴードン。ホトンドが往年のツイストナンバーカバーだが、バンドのオリジナル・ツイスト曲も収録されている。 そして、今回初めて紹介するのがこちら ・Joe - How Can I Resist / Sweet Annabelle (1977 GTO GT84) AB両面共にゴードン・ハスケル作。 Joe: Hiroshi Kato / Guitar, Backing Vocal Gordon Haskell / Bass, Vocal Jim Russell / Drums, Percussion Guest Mel Collins / Sax (side A) MIKE MORAN / Keyboard (side B) プロデュースはバンド自身。 (*6/13追記:ゲストプレイヤーについてはハスケル氏に確認) A面の曲は、ファンキーなカッティングギターにドラムスとベースが絡みつく意外な展開だが、スネア一発リズムが当時のディスコっぽいパターンになり、ゴードンの低音ヴォイスがダブルトラックで乗ってくる。多彩なリズムを複数のギタートラックで作り上げており、当時の日本で言うセッションギタリストの松原正樹を思い起こさせる。リズムセクションは派手さは無いが堅実な印象だ。この曲をしてゴードンの黒歴史とは思えない。むしろ彼のベスト盤に納めてもいいのではないだろうか。 変わってB面は、ゴードンのベースにヴォーカルが被り、まるでベースでの弾き語り風に始まり、徐々にドラムとエレピが控え目に重なってくる。が、あくまでも主役はささやき気味に歌い続けるゴードンのジャジーな歌声。A面でギターを練りこんだ加藤氏のギターはB面には一切無い。その代わりゴードンのベーシストとしての側面が前面に出てくるので貴重な楽曲と言える。 ちなみにこのシングルのA面は、1979年発売のディスコ曲を集めたコンピLP、IT'S DISCO FEVER (Pickwick PLE 7013)にもビリー・オーシャンやルルらと共に収録されている。当時25万枚ヨーロッパで売られていたそうである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 29, 2015 01:37:11 PM
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