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カテゴリ:青年マンガ他
『誰も寝てはならぬ(10)』サラ・イネス ついこないだ9巻を読んだばかりだったのに、9巻ゲットが遅かったせいか、気づいたら10巻も出ていた。なんか8~10巻連続の帯を集めて応募するプレゼント企画をやっていたので、10巻で終わりなのかなあと思っていたら、そうではないらしく、ちょっと、いやかなり安心。年に1~2冊しか出なくても、大阪のボンやら銀座に住む工作機械フェチやらバスオタクやら不思議シスターズに会えないのは、やはり淋しい。 今回、いつも公安に見張られている(妄想かも)シモヤナギさんの奥さんが登場してびっくり。い、いたのか! しかもあんな猛女が! なんか逆シンデレラストーリーで、自分の友人にも一人似たようなのがいるのを思い出してしまったよ。 フェリス女学院卒のお嬢(家はレストランチェーン経営)が、何の因果か族と恋に落ちて駆け落ちし、親とは絶縁(財産放棄の手続きまでしていた)、高崎だか足利だかの部品メーカーでダンナは働いていて、その社宅で子どもを育てていると言っていた。苦労知らずのお嬢さんが、愛のためなら進んで苦労をする姿に涙……。でも「誰寝て」のシモヤナギさんは結構しっかり尻に敷かれていた。 あとショートカットになった亜美さんにもびっくり。この本に出てくる男性はみんなクセがあってヘンだけど、女性たちは実にしっかりしているな。ヨリちゃん、お天気予報士ちゃん、千葉で農業している豪傑ウーマン、亜美さん、シモヤナギさんの姪っ子さん、そして母と姉。「大阪豆ごはん」のおかんとシスターズが大好きだったので、もっとミニマムな生活習慣ネタでもいいなあ。願わくば、このペースでずっと続いてくれますように。 『とりぱん(6)』とりのなんこ これ、どんどん発行ペースが速くなっている気がする。そしてじわじわどんどん、いろんな方面で「おもしろい」と話題になってきているのがわかる。野鳥の餌付けとか、適度に田舎のワイルドライフとかに、いかに多くの人が飢えているかってことなんだろうか。それがコミカルな絵で描かれるから余計に。 野鳥なんて、カラス、ハト、スズメ以外にあんまり判別できない自分は、たまにこの3種以外の鳥をみかけると、名前を知りたくて知りたくて仕方がない。多分、ムクドリ、オナガ、トンビあたりは割と都心でも見られる気がする。あ、例外的に水鳥は結構種類がわかる。出勤時に毎日ユリカモメくんに挨拶するし、たまに小サギやウミウも近所で見かける。皇居のお堀に住み着いている白鳥もいるな。 とりのさんの観察眼が相変わらず鋭い。忙しすぎて四季の移り変わりすら意識することの少ない自分にとって、こういう目配り気配りができる人生というのは、一つの憧れだ。でも、毎日えさやりしたり、掃除したり、とりのさんの労働量は半端ない気がする。そしてお母さまの実に地に足のついた主婦ぶりがまぶしい。表4見返しの料理ネタをいつも楽しみにしているけど、今時10人分って……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.08 09:00:53
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