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カテゴリ:青年マンガ他
『聖☆おにいさん(3)』中村光 さすがに最初の頃のインパクトは薄れてきたが、世間的には益々ブレイクしている感じがする、日本でしかありえない二大宗教おちょくりネタ。 掲載誌の「モーニングツー」も季刊、隔月刊から月刊になって、当初の頃の微妙にサブカルっぽかった腐女子狙いからはもう遠く離れてしまったようで、凡百のユニセックスマガジンになっていた。 そうえいば半年ぐらい前のBS漫画夜話かなにかで、中村光がまだとても若い作家であると紹介していて、それ自体は想定の範囲内だったけど、女性だったのはちょっとフェイントだった。でもよくよく考えてみると、あの白物家電へのこだわりや生活感ありすぎるエピソードなんかは女性視点だったような。 中村さんは両親共に芸術家の家に育ち、子供の頃から漫画家を目指し、16歳くらいでデビューした後は進学もせずに漫画一筋、とアエラでも1ページ割いて紹介されていた。確か現在23歳くらい。 「荒川アンダーザブリッジ」は2004年くらいには目にしていたので、もうちょっと上かと思ったけど、想像以上に若かったし、その割に使われるエピソードは若さを感じるより経験豊富な人生を漂わせっていたんだが。 さて、3巻は雑誌掲載時に読んでいたのが2本くらいだったので新鮮だったけど、そろそろ日常ネタが尽きてきたよね。常に脇を配さないと持たなくなってきた(笑)。 なんかアイドルユニットみたいな天使の一群が、私なんかだと「天使禁猟区」を思い出しちゃう。肉食天使どもと地獄の使者たちの血で血を洗う戦いだったが、こっちのはやけに陽気な裏バージョンって感じで。のほほん脱力系の「聖☆おにいさん」だと温泉旅行でカラオケ、宴会になっちゃうのがおかしい。任務に忠実すぎるウリエルに萌えた(笑)。あと、かわぐちかいじのキャラそっくりの八部衆の梵天さんとか。 勝手に仏陀をライバルと思っている魔王マーラの誘い受けな行動にも笑った。 そろそろマホメットにも出てきてほしいぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.27 08:10:15
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