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カテゴリ:ビールとウィスキーの話
このところ営業不振が続いているサッポロビールから“麦芽を通常の1.5倍使用した”という触れ込みの限定商品が発売された。その名も畑から百三十年。 正統派、サッポロならではの意気込みを感じさせるネーミングである。麦芽100%のビールだが“プレミアム”ではなく“レギュラー”クラスの値段設定になっている。
さてこのビール、飲んでみると確かに「黒生」と比べて麦芽のうまみが強く感じられる。しかしその味わいはいかにもオーソドックス。もう少し味の方向性に驚きやインパクトがあってもよかったのではないか、という感想を持った。同社には既に高い完成度を持つ「ヱビス」が存在しており、今さら“中の上クラスのビール”を作っても印象は薄いと思うのだ。 少々辛口の評になってしまったが、サッポロは本当に実力ある会社だけに、今後さらに美味しいビールを世に出すことを期待したい。たとえ値段が高くても“こいつは美味い!”とビール党を唸らせるような商品を、たとえばそう、かつての「ヱビス 超長期熟成」のような。 筆者の評価=☆☆☆★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 16, 2006 12:38:19 AM
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