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テーマ:真空管アンプを作ろう!(897)
5847シングル・アンプはこの回路で製作しようと思います。
出力管が五極管ですので、できるだけ局部帰還で内部抵抗を下げる設計としました。 100%のPG帰還を掛けています。 ドライバ段の歪が心配ですが、オーバーオールのNFB無しでOPT2次での歪を測定し、 出力0.1WでTHD3%ならPG帰還量を減らし、KNFやPK帰還を併用する予定です。 5847は五極管ですので、スクリーングリッドに簡略的なリップル・フィルタを設けました。 ミニアンプでも手は抜きません。 今回のアンプの最大の特徴は、5847のカソードとアース間の高精度シャント・レギュレータです。 出力管のバイアスが-1.5Vと低い(高gm)ので、 カソード抵抗をとっかえひっかえで動作点を決めるのは得策ではありません。 マイナス電源を用意して、グリッド・リーク抵抗器にバイアスを印加するのが一般的ですが、 今回は以前から試してみたかった回路を採用します。 動作的には固定バイアスと同じで、カソード抵抗器を使った場合に比べ出力が取れます。 OPアンプにはマイクロパワーで単電源動作が可能で、電源電圧付近まで出力できるのが必須。 ちょっと高いですが、OP90にしました。 出力管のバイアスが-2Vよりも深ければ、TLV431を使ってもっと簡単に出来ます。 電源は左右ch別のフィルタ・チョークコイルとSGリップル・フィルタを設けました。 かなり贅沢な仕様だと思います。 ¥300-の出力管だから回路は簡単に・・とよく耳にしますが、 私は素材の良さを100%引き出すのも設計のうちと思ってます。 電源部のコンデンサは820μFと大容量でハンパな値ですが、手持ち部品の関係です。 PT2次巻線に3Ωの抵抗器が入ってますが、ラ技の受け売りです(笑) 巻き線抵抗値を揃えると、聴感上のノイズが減るそうな・・ クリップでジャンパーした時とこの抵抗器を介した場合とで、比較視聴してみるつもりです。 次回は主要部品を揃え、ハムチェックと部品配置の検討に入ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 13, 2010 05:13:21 PM
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