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テーマ:今日の出来事(288508)
カテゴリ:ぼやき
日銀が金融緩和を通して、将来の物価上昇2%達成の時期を政策から削除した。
いわば、無期限延期みたいなもの。 ついに音を上げたといった感である。 これで目標を先送りしたら、延期は何回目だろう。 何度も延期しているので、回数は憶えていない。 この政策変更で、日銀は金融緩和をダラダラと続けるんじゃなかろうか。 そもそも物価が上がるのは、旺盛な需要と賃金の上昇があってこそ。 賃金といっても、実質賃金が上がらないとダメ。 我が国は『失われたン10年』と言われている期間が異常に長いが、 この間ほぼ一貫して実質賃金は下がり続けている。 その原因を述べたらキリがないが、 先進国の中でも突出して低い我が国の労働生産性と、 金儲け(と贅沢)を美徳としない国民感情ではなかろうか。 私にとっては国民病に映る。 異次元緩和という言わば外圧で、物価を継続的に上昇させようとは いささか強引である。 現状での物価上昇の要因を見ると、ガソリンや電気料金、輸入物価など、 円安によるものが圧倒的に占めている。 先の国民病を快方に向かわせる事が物価上昇の内圧に繋がり、 異次元緩和の継続よりもずっとリスクが低いであろう。 ETFや国債は有限なのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 3, 2018 05:09:04 PM
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