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テーマ:暮らしを楽しむ(384495)
カテゴリ:登山・ハイキング・さんぽ
今日は百名山の一つ、伊豆半島の天城山にチャレンジする。
この時期はシャクナゲとアセビが見事だろう☆ コースは天城高原ゴルフ場から天城峠の縦走ルートで、なかなかの長距離だ。 山と高原地図付録のガイドとほぼ同じルートだが、 八丁池の展望台と旧天城トンネル往復を加える。 9:00登山開始、天城峠14:54発のバスに乗車するやや強行軍、単独行ならではだ。 当日は大宮発4:28の始発に乗車するため、3時起き。 東京駅始発の東海道線グリーン車に乗り継いで、 ゆっくり朝食摂るのと、JR東の休日パスを使うからこのダイヤだ。 東京-熱海を新幹線使うのなら、大宮発5:50の上野東京ラインで間に合う。 (JR東の休日パスは東海道新幹線の乗車券対象外) 5:17に東京駅に着いたのだが、こんな早朝なのにかなりの混み具合!! ク○コロナ真っ只中では、数人しか利用客見なかったのに。 伊東には7:49着、そこから7:55発の天城東急リゾートシャトルバスに乗車し、 天城縦走登山口下車だ。 55分バスに揺られる、両神山顔負けの長距離。 さすがにGWだから、伊東駅には臨時バスが1台待機している。 拙は登山口よりも一つ先の終点である、天城高原ゴルフ場で下車。 クラブハウスで天城高原の登山バッジを購入するためだ。 バッジは3種類あり、拙は一番古いデザインの紅葉があるのを。 価格はやや高めの¥770-なり。 登山口併設の駐車場トイレで用をたし、いざ出発だ! 入ってすぐ、辺りは沢の雰囲気満載でミソサザイが澄んだ囀り♪ 良い声してるなぁ(*^^*) 秩父のとやや鳴き方が違うのが興味深いよ。 暫く進むと、木の表面が特徴的なヒメシャラ。 表面は百日紅のようにツルッとしてて、色合いは絵の具のような茶色。 新芽は鮮やかな緑で、宝石の淡いペリドットのようだ。 この木は初めて見たよ。 しかも根元の直径が1mはあろうか巨木! 登山道はこんな感じで、危険性は低い。 豪雨に見舞われたら、ここが沢に変貌しそうだな・・。 浮石に注意して進もう。 新緑の中、ミツバツツジが満開だ。 急登の中、視界が開けるシーンが何カ所か。 拙の前、息を荒げながら急登をこなす登山者。 (あと少しで万二郎岳だ、ファイトーッ!!) そのピークに近付くにつれ、足場が険しくなるので注意して進もう。 そうして万二郎岳 標高1299mだ、お疲れさん。 ただ今の時刻は9:44。 ここはかなり混んでいるし昼には早いから、眺望を眺めながら栄養補給。 ザックを下ろし、満足バーを咥えながら広場をウロウロ。 岩場から彼方に爪木崎と石廊崎、稜線に連なる風力発電施設が臨める。 素晴らしい絶景だ!!! 急登の先に待っている展望を愉しむのも、登山の醍醐味の一つだね。 西にシャッターを切ると、これから向かう万三郎岳の雄姿。 先にも述べた通り、混んでいるから退散だ。 万三郎岳までは気持ちの良い稜線歩き、青空も清々しい♪ 五月晴れの下での登山は最高だ! 少し先の岩場の急斜面では、やや渋滞気味。 拙は端っこの足場が不安定な所を通り、渋滞突破。 これを勝手に追い越し車線走行と呼んでいるが、くれぐれも自己責任で。 途中、咲き誇っているアセビをパチリ☆ 天城山のアセビは、花弁の色が純白に近いね。 アセビの花弁は緑がかったものから桃色を帯びたものなど、 その土地によって違うから面白い。 途中、眺めの良い岩場を通過し、更にその先に後方が開ける場所。 この写真では見にくいのだが、中央小さな富士山の形をしたのが大室山だ。 火口を一周でき、眺めも抜群だからハイキングにもってこい。 話は天城山に戻って、チェックポイントの石楠花(はなだて)に10:19到着。 シャクナゲの漢字表記で、『はなだて』と呼ぶんだね。 陽ざしの届く明るい樹林帯の中で、落ち着いた雰囲気だ。 先ほどの休憩から30分しか経ってないから、ここでは写真撮影のみ。 その後も、新緑と陽ざしに包まれた気持ちの良い稜線歩きが続き、 上を見上げるとブナやヒメシャラの若葉と青空とのコントラスト。 チェックポイントの石楠花を過ぎる辺りからシャクナゲが見られ、 登山道間近の立派に咲き誇っているのをパチリ☆ この株は人気者で、みんな写真に収めてる。 樹高もあり見事だなぁ!! 寄ってパチリ☆ シャクナゲのファンになりそうだよ(*^^*) じっくり眺めていたいけど、人気株だから次の人に譲ろう。 万三郎岳手前の登りで、落ち葉と小枝の深みで足を取られ、手をつく始末。 登山グローブを嵌めていたので無事だが、危ない、危ない・・。 ここの山頂直下もやや急登があり、渋滞をクリアすると万三郎岳に到達だ! ただ今の時刻は10:43。 ここが伊豆半島の最高地点で、地図上の標高は1405.6m。 あれ、この標識では1405.3mだね。 先ほどの万二郎岳などとの総称が『天城山』で、那須岳と同じ連山なのだ。 山頂は広場となっており、今日一番の混み具合い。 目ぼしい場所は既に無く、ザック片手にウロウロする拙。 お昼は八丁池までお預けだな。 山頂の雰囲気をしっかり味わい、お昼目指して縦走だ! 万三郎岳から下って200mほど、天城縦走路と天城縦走登山口の分岐。 縦走路に入ると途端に登山者の姿は無く、登山道の踏み跡も薄い。 多くの人はシャクナゲコースを取って下山するのだろう。 こちらは、あと3/4ほど縦走するのだ、長丁場だぞ。 先の分岐を過ぎ、最後の力を振り絞って咲く山桜。 まだ桜を観ることができ、得した気分だ♪ 早春の天城山は、山桜のトンネルも楽しめるかも。 片瀬峠、小岳まで所々、このようなアセビの群落地。 花の最盛期はさぞ圧巻だろう。 また来年、登りたくなってしまう魅力的な山だ。 その先には、岩が露出し落ち葉びっしりで、ワクワクする尾根筋の下り。 どこを通れば楽(又は高難易度)でかつ早く進めるかな? 自分でルートを考えながら進むというのが、本来の登山の姿だ。 トラロープが無ければ尚◎。 戸塚峠の手前、右手に富士山が見える。 今年はどこの山も雪が少ないと聞くが、残雪も僅かだね。 ミツバツツジのお出迎え、新緑のシャワーを浴び戸塚峠だ。 ただ今11:33か、2分ほど休憩しながら地図でルート確認しよう。 八丁池までコースタイム80分とあるが、拙なら60分切るだろうな。 麦茶とお饅頭で栄養補給し、次のチェックポイントは白田峠だ。 それにしても天城縦走路、片瀬峠からまだ一人の登山者しか会ってないぞ。 まぁ空いているってのは良いことだ。 ヤマガラ(ヒガラ?)の囀りが心地よく、軽やかに足を運べる。 チェックポイントの白田峠を、11:55に通過だ。 そこから先は、トラバースする形で高度を下げる。 ひと際樹高のあるアセビだ。 この樹は満開だ♪ 今度はアセビの群落地。 満開では圧巻だろうな~。 八丁池までは何回も谷を過ぎるのだが、ミソサザイの囀りが見事なこと♪ それにしても谷に響き渡るなぁ(^^♪ 途中、ミドルの女性とすれ違い、 『ミソサザイの囀りが綺麗ですね』と拙。 その方は、この囀りがミソサザイと初めて知ったよう。 山腹を回り込むように南下し、やっとこさ八丁池だべ。 12:31か、予定通りだ。 頭上では鳶が鳴いている、いかにもってシーンであるなぁ。 木陰でお昼を摂っている人、寝そべって昼寝をしている人、色々だ。 さて、どこでお昼にしようかな。 八丁池を南側に回り込み、トイレの付近に見晴台がある。 用をたしてからお昼にしよう。 見晴台は思いの外立派。 おっと肝心のそれを撮り忘れた💦 そこから八丁池と富士山の頂を臨む。 あの遥か稜線から縦走したんだ。 我ながら感動モノだよ。 景色を十分満喫、さぁ待ちに待ったお昼にしよう!! 木陰に腰掛け、お稲荷さんとタラコ・サケのおにぎりを頂く。 鳶の鳴き声を聞きながら、雄大な風景を眺めながらのお昼は時代劇?? 残りのお饅頭をデザートに、最後に絶景を脳裏に焼き付ける。 さぁ、天城峠バス停へ出発だ。 登山道は殆どがトラバースを経て高度を下げる。 途中の大見分岐点には、地図上に?マークの注意点。 分岐が多いからか、されど地形図を読めば、正しいルート判断ができよう。 この分岐はかなり荒れており、寂れた登山道といった趣だ。 何ヶ所か滑落の危険を伴う箇所があり、慎重に進む。 下方、わさび沢だ。 その直後、豪雨被害の爪痕。 利用する登山者が少ないせいか、復旧は後回しなのかもね。 久々の尾根筋だが、勢い余って直進しすぎないこと。 地図を読むと下ってすぐに左へ向かう。 その時にこの道標を見逃さないようにしよう。 ヒメシャラの樹林帯を抜け、向峠(むかいとおげ)の道標を通過。 14:02、バスの時刻まで50分はあるな。 焦らないで攻略しよう。 向峠を越して10分ほど、立派なヒメシャラだなー! 山と高原の地図記載のヒメシャラ大木とは、この木だろう。 天城最大級とガイドに記載されており、この山の主だね!(^^)! 成長が進むと樹皮が白くなるのは、年取ると白髪が増える人間に似ている?? 山腹を南に巻くようにし、遂に天城峠だ。 14:24だから、バスまでちょうど30分ある。 ここから10分ほどで、旧天城トンネルに到着。 『伊豆の踊子』ゆかりのトンネルで、全長は445.5m。 石造りのトンネルとしては国内最長を誇る。 せっかくだから往復しよう。 トンネル内は照明があるものの、場所によっては足元が真っ暗。 ライトを点灯させ、その先へ。 出口に到着だ。 出口も入り口も、似た雰囲気だ。 同じ構図で撮ったら、どっちがどれだか解らなくなりそう。 このスポットは名所で、観光客が多い。 さて、バスの時刻まで20分弱か・・、トンネル内を走るべ! トレランシューズだから、走るのは楽ちん。 ただ、湧水で路面が濡れている場所が多く、コケないように。 トンネルを出てトイレで用たし。 修善寺駅までの道中も、1時間ほどの長丁場だからね。 天城峠バス停へは、トイレを過ぎ左手に登山道がある。 無事、バス停に到着。 14:47とほぼ予定通りだ。 バスを待っていると、向かいの山からアオゲラの鳴き声♪ 最後まで登山者を飽きさせない、まさに百名山の名に相応しいね。 バスはほぼ時刻通りに到着。 GWだけあって、ほぼ満席だ。 心配していた渋滞もなく、修善寺駅には少し遅れて到着。 駅舎はモダンな建物に建て替えられたんだ、ちょっと残念。 駅なかでお土産を買い、無事に帰宅。 今日は中身の濃い登山ができ、大満足だ!(^^)! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 16, 2023 07:49:29 PM
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