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2015.07.10
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カテゴリ:仕事
9月からの新聞連載の準備のため、
過去のブログやメールのやりとりを読み返している。

千恵が他界した直後、
まったく仕事が手につかなかったころ。

僕は出版部で編集の仕事をしていた。


あのころ、どんなことを考え、何をしていたのか。


ふらふらしながらも、手掛けた本は、
熊本の食肉センターで働く坂本義喜さんと
牛のみいちゃんの物語「いのちをいただく」だった。
千恵の看病のため、しばらくの間、本の編集作業が中断していた。

著者は助産師の内田美智子先生、
監修は九州大学の佐藤剛史先生。


2008年11月14日、剛史先生とメールで、
以下のようなやりとりをしていた。

メールの内容は、
本の第2部「いただきますということ」の構成についてだった。



安武さん

先日はお疲れ様でした。

昨日、安武さんも
蒲江の村松さんにお会いしたそうですが
私も会いました。

こんな話をされていました。

------------
最近、小学校に招かれて講演に行く。
そこで「命をいただく」という話をすることがある。
子どもたちから
「せっかく育てた魚を殺すのに
 かわいそうにならんの?」
と聞かれることがある。
きっぱりと
「それは思わん」。

この魚は、お客さんに喜んでもらおうと思って
大切に育てた魚。
だから、お客さんが喜んでくれるために
魚を殺すことはかわいそうに思わん。

でも、その魚が食べ残されたりしたら
「かわいそうやな~。
 せっかく育てた命を…」
と思う。

だから子どもたちに言う。
「食べ物を残したらいけん。
 食べ物を粗末にしたらいけん。
 命を粗末にしたらいけん。
 いただきますをちゃんといおう」
-----------
ということで、西園長、八尋さんにつづく候補は
村松さんでいかがでしょうか。

今日も市役所前にいるので
取材をしようと思ったらできますが
写真は、やっぱり海の前で撮りたいですね。

12月に取材をかねて蒲江にいこうかと思います。

佐藤剛史



村松さん、よかこと言う。
酒の席だったと思うが、その言葉をすかさずキャッチする剛史先生もさすがだ。

第2部には、村松さんのほか、
高取保育園の西園長、
むすび庵の八尋さんも登場している。


この本の完成を一番待ち望んでいたのは、
千恵だったのかもしれない。

佐賀県三瀬村の諸井和美さんに、
この本の絵を依頼したのは千恵だった。


出版祝賀会には、ホールフードスクールのタカコ先生、
子どもがつくる弁当の日の提唱者、竹下和男先生も
お祝いにかけつけてくれた。
余興では、つきさんが「めまん」の格好をして、踊ってくれた。

つきさんは、その後、千恵と同じ病で亡くなった。


題字は、はなの文字。
帯には、六本松さくら(千恵のハンドルネーム)の言葉を遺した。


たくさんの人の思いが詰まった本に仕上がった。


僕の再出発となった一冊。




さて、と。


連載の執筆が全然、進みません(笑)


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Last updated  2015.07.10 14:53:30
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