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オージー生活

オージー生活

馴れ初めその1

すごいありがちで申し訳ない。ダンナと私は英会話学校の教師と生徒でした。

結婚後にダンナは寿司屋に弟子入りしたので、結婚後に友達になったT子ちゃんは、

「なんだあ。通ってるお寿司屋さんでいつも大きめにお寿司を作ってくれる外人のお寿司屋さんと仲良くなったかと思ったのに」

と言われた。うん、私もそのほうがカッコいいとは思うんだけどね、本当は違うんだよ。

当時、私は初めて英会話学校なるものに行き始めたときでした。ドイツ関連の仕事をしてたので、英語が必要だったから。でも予算がないので、とりあえず『ケイコとマナブ』で見つけた一番安くて近くて危なくなさそうなとこに通うことした。
アメリカ留学してたオーナーが、知り合いの外人と始めた教室で、マンションの部屋をいくつか借りて、ちょっと塾のような雰囲気でやってた。
時給は安かったらしいけど、大学出に限るとかうるさい条件がなかったので、外人教師達も若い人が多く、なんか雑談しに行ってるようなときも多かった。

ダンナはワーキングホリデーで日本に来てた。どうも昔から東洋的なものに憧れてたそうだ。アストロボーイ(鉄腕アトム)とか、勝新太郎が忍者だった番組(なんだったのか未だに謎)とかが大好きだったし、好きな叔父さんがヒッピーだったので、ベトナムとかにも憧れてたらしい。で、中国でもよかったらしいけど、仕事あるかどうか分からないし、第一ワーホリが使えないので、日本に来てた。

初めて会ったのは、1996年の3月の土曜日だった。
その英会話教室は、自分で週に2回とか3回とか決めたら、時間割で自分に都合のいい日を電話して決める。
その日、土曜日の10時という時間を予約してたものの、よく考えたら超ビギナークラスだし、だいたい金曜日は飲みに行ってたのでつらいなあ、と思って、さぼろうかなあとも思ってた。でもま、いいや、起きたし、と、最初に見つけた服を来て髪も寝癖のついたまま化粧もしてたかどうか覚えてないけどいい加減に、チャリンコで行ける距離の教室まで行った。

ドアを開けると、既に何人かの生徒が来てて、授業が始まるとこだった。

「Hello, Come in]

と言ったのがダンナ。ちょうどオーナーも来てて、ダンナと何事か話してから、私に、

「ああ、おはようございます。これ、ビギナークラスなんだけど、全く日本語のできない先生間違って入れちゃったんだよね。良かったら助けてあげて」

と言って去って行った。

ドッキーン。
正直に言います。一目惚れです。
当時私は、自分の好きな顔というのが分かって来てた頃だった。
どうもイタリア系に近いような、ちょっと濃いめの顔が好きらしいぞ,と。
昔からシルベスター・スタローンは好きだった。それほど濃くはないけどリチャード・ギアとかケビン・コスナー。ニコラス・ケイジも。そして、アンディ・ガルシア。。。。
この人、今はオーシャンズ11で、ジョージ・クルーニーにしてやられるようなやな役だけど、当時はメグライアンの夫役とか、ブラックレインにも出てたし。なんか好みだったんだよね。

で、ダンナの顔を初めて見た私は

わー、この人、アンディ・ガルシアに似てるなあ。

と思ったんだった。

あ、期待した方、今ではアンディはビール腹はあるし、頭のてっぺんは円形にはげてるし、、、、です。

でも、とにかく私は、ああ、もっと綺麗にしてくれば良かった。見ないで、これは本当の私じゃないの。。。とまで思ったんですよ。そのときは。


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