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10月8~11日にドイツのエッセンで開催される、ボードゲーマー夢の祭典「シュピール」。その前後に発表される注目ゲームのご紹介。 毎年のことながら出る数が多すぎるので、全部のルールにはとても目を通していられなかった。なので、まずマイナーそうだが第一印象で引っかかったものをいくつか選んだ。このへんのを自力で購入するかどうかは自己責任でお願いしますw その上で、わざわざ挙げるまでもない話題作(候補)だが挙げざるを得ないものも後半にいくつか紹介した。 邦題は適当。画像はプロトタイプのものあり。タイトルにBGGへのリンク貼っときます。 ●1906年万国博覧会 パブリッシャーはGotha Games。イギリスのパブリッシャーのようだが、イタリアのGiochix.itと仲良しらしく、giochistarterで出資募集してる(すでに目標金額到達済み)。ジェンコン注目作で紹介したのは1893年シカゴ博がテーマで、別パブリッシャーの別物。 1906年のミラノ博がテーマ。出展してる一国となって、世界を驚かせる発明品(セロハンとか腹腔鏡とか)作る。ルール的に目新しいところはなさそうだが、テーマとパズルっぽい要素が好きならありかと。 ●ブラーノ島 台湾のEmperorS4 Gamesから。いつぞやのゲームマーケットに「台湾ボードゲームデザイン」としてグループ参加したエロススタジオが改称したそうだ。そのときは「ランブルの森」とか「王の使用人」とか出してたみたいね。これらを作った(うちの1人の)Eros Linと、新人のYu-Chen Tsengが今作のデザイナー。ベネチアの干潟にあるブラーノ島(カラフルな家々とレース編みで有名らしい)が舞台。プレイヤーは家を建て、魚を交易し、レース編みの技を修める。個人ボード上にキューブを9個、4個、1個と3段に積み重ね、上にキューブが置かれてないキューブを取ってメインボード上に置いてアクションを実行するルールが新しい感じ。見た目もきれいだ。 ●雲保護者 パブリッシャーはフランスのMorning Players。デザイナーはベルギーのPatrick GereとNico Pirardで、これがデビュー作。雲の神殿で競技する戦士たち(雲取り)を操り、他プレイヤーの陣地にストーン・オブ・バランスを落として雲保護者(ガーディアン・オブ・クラウド)になることを目指す。どうも多人数アブストラクトっぽいから十中八九ダメなんだが、もうタイトルと箱絵だけで注目。かっこいい邦題にするなら「雲海の守護者」とかだが、これはあえてそのままにすべきだろうw ●スティンキー・ビジネス ポーランドのG3から。デザイナーはPiotr Jesionekで、これがデビュー作。ゴミを集めて焼却したりリサイクルしたりリユースしたり、そのための工場を建てたりする。これも新しいところはなさそうだが、言語依存ないようなのでプレイしやすいだろうだし、テーマもいい。 ●M.U.L.E.ボードゲーム パブリッシャーはフィンランドのLautapelit.fi。デザイナーもフィンランドのHeikki Harjuで、これがデビュー作。なんでもずいぶん前に一世を風靡した同名のコンピューターゲームをボードゲーム化したそうで、発表と同時に往年のプレイヤーたちが騒いでた。私はやったことないのでイマイチぴんとこないが、まあ「電脳学園ボードゲーム」とか「カオスエンジェルスボードゲーム」とかが出たら私も大騒ぎするだろうから、きっとそれとまったく同じ気持ちなんだろうw 「M.U.L.E.」に似てると言われてる「プラネット・スチーム」にそっくりだが、テキストのあるカードが見られるので、そこでゲーム性が変わってくるんじゃないかな。 ●シェイクスピア パブリッシャーはあのイスタリ。デザイナーはHervé Rigalで、商業作としては2作目。女王陛下に演劇を披露してパトロンになってもらうため、1週間で役者を集め、衣装や舞台装置を作ってリハーサルを行う。 これには注目せざるを得ない。「最近重ゲー出さないのはなぜだい?」と聞かれたイスタリの中の人が「出すべきものがなかったからさ。だがようやく見つかった。それがこいつだ」と答えたそうだからねw しかしルールをちょっと読んだ限りでは、そんなすごい感じはしないのだが……とはいえ、ラウンド開始時の握り競りによってアクション数と手番順を天秤にかけるジレンマは、それだけで十二分に面白そうだ。 ●放蕩倶楽部 箱絵なし。パブリッシャーはあのCGE。デザイナーは「シップヤード」「遺言」のVladimír Suchý。下層階級の方が楽しいことに気づいた上流階級の紳士となり、誰が一番完全に社会的地位を破壊できるかを競う。「遺言」に似てるが、あっちの目的が私財を失うだけだったのに対し、こっちは選挙で負け、私財を失い、上流階級で影響力のある者を怒らせるという3つの目的がある。単独で遊べるが「遺言」と組み合わせて遊ぶこともできる。これには注目せざるを(ry ●スルー・ジ・エイジス新版 CGE、Vlaada Chvátil。ごちゃごちゃ言う必要はないね。アートワーク刷新。ルールやカードテキストの一部改善。旧版プレイして気に入って持ってないならマストバイ。持ってても買い直しを一考する余地あり。 ●グランド・オーストリア・ホテル パブリッシャーはLookout Games。デザイナーがびっくりで、「エジツィア」「コムニ」を出したデザイナー集団、Acchittoccaの一員だったVirginio Gigliと、「ツォルキン」のデザイナーの1人、Simone Lucianiのコンビ。すげえ組み合わせだw 賓客が多く訪れる近代のウィーンで、カフェを大きなホテルにしようとする。スタPがダイス振って出目ごとに分け、手番順にダイス1個取って対応するアクションを実行するんだと思う。今のところ新しさも何もないが、さすがにもう一ひねりあると信じて注目。 ●ストロングホールド新版 「51番目の州」「ニューロシマ・ヘックス」などのIgnacy Trzewiczekによる非対称2人ゲーの傑作「ストロングホールド」の新版。英語版はStronghold Gamesから。数値の調整などが入ってるらしいが、とにかくルールを読みやすくしてくれたら買うよw あとは↓のゲームや拡張が大なり小なり気になるかな。 504 アンタークティカ カウンシル・オブ・フォー モンバサ ディルヴィア・プロジェクト オーディンに捧ぐ饗宴 シニョーリア 電力会社拡張:株式市場 コンコルディア拡張マップ:サルサ 指輪戦争拡張:ミドルアースの戦士たち ケメト拡張:タ・セティ ロココの仕立て屋拡張 拡張いっぱい。できれば最初から基本セットに全部ぶっ込んでくれるとありがたいがw 今年も驚くような傑作にたくさん出会えることに期待したい。
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