富士通コンポーネント製キーボード FKB8811シリーズ
キーボードを購入しました。富士通コンポーネント製のFKB8811シリーズで、USB接続の黒バージョン(FKB8811-454/B)です。もちろん日本語版。普段「富■通」と付くだけで購入の対象外にしてしまうほどアンチFな私ですが、このキーボードのデキはかなりのものです。ヨドバシアキバにタッチできるサンプルがあるので、省スペースのフルキーボードに興味のある方はアキバに行く機会があれば試してみるといいかもしれません。この富士通コンポーネントは、最近「リベルタッチ(Libertouch)」(FKB8540シリーズ)というキー加重をカスタマイズできるキーボードで高級キーボード界に殴り込みをかけてきたことで有名になっていますね(個人的には、あの値段なら静電容量方式のRealForceを買うと思いますが)。アキバでキーボードといえば、クレバリー2号店ですが、現在はFKB8811シリーズは扱っていないようです(FKB8540は売ってます)。ということで、ヨドバシで以前見かけてから気になっていたんですが、やはり人気があるらしくいつもUSBタイプは在庫切れで買えませんでした。昨日久しぶりに行ったら在庫してたのでゲットしてきました。キータッチは人によって感じ方が違うと思いますが、そこそこの重さで、超軽いタッチが好きな人には向かないかもしれません。あと、普段からミネベアを愛用してたりすると、ストロークがちょっと浅いかな?と思うかもしれません。FKB8811は3.8mm、ミネベアは4.0mm±0.5mmとなっているので(私も実際、人差し指と中指は少し浅く感じました)。キースイッチの位置が深いので、スイッチが入ってから下の押し込みが浅いためでしょうか。リベルタッチのニュースリリースでいうところの、「一般的なメンブレン式キーボード」のようです。キートップはエッジが角張っていて、彫り(凹み)が深めです。私が普段使っているPCの1台にはミネベアOEMというNEC製のキーボードを接続していますが、これはPC-98シリーズのキーボードのように角が丸くて一般キーの彫りが浅めなので対照的です。刻印はごく一般的な日本語刻印、WindowsロゴはXP仕様です。コンパクトタイプのため、フルキーとテンキーの間のキー配列が少し変えられていて、カーソルキーが1段はみ出して右Ctrlとテンキーゼロに隣接していて、InsertとDeleteが最上段に移動されています。また、Home,End,PgUp,PgDnの各キーがFnキーとカーソルキーの2ストロークになります。Fnキーが左CtrlキーとWindowsキーの間なのでこれらのキーはちょっと押しにくいかも。ついでにテンキーのゼロも押す際に→キーがじゃまに感じました。キーの角度は「カーブドステップスカルプチャ」というものだそうで、ベース位置にRがついているんでしょうか。写真では足を立てていますが、足を立てなくても結構傾斜を感じます。特にファンクションキーが近くてこっちに向いているのがいいですね。ということで、こだわり派には若干不満なところもあるかもしれませんが、この手のキーボードとしては珍しいこだわりのあるキーボードです。気になる人は一度店頭で試してみてください。