カテゴリ:成分:コミック
推理・探偵モノのお約束として、主人公が行く先々では必ず
何かしらの事件が起きるというのがあります。 (例外はあるかもしれませんが、今回は目をつぶる方向でひとつ) まあ、実際のところ、そうしないと話が進まないワケですしね。 今回のネタも、その手の方向性の作品には違いないのですが、 ちょっと違うところは、主人公が行く先々では必ず何かしらの "怪物だの妖怪だのが関連する"事件が起きるということ…。 垣野内成実/田中芳樹「薬師寺涼子の怪奇事件簿」シリーズです。 田中芳樹先生と言うと、「銀英伝」 とか 「創竜伝」 あたりを真っ先に 思い浮かべる人が多いでしょうが、主は個人的にコレを推したいです。 …と、言いつつも、これはコミック版だったりしてw 個人的に、原作よりも先にコッチを推したいかも(理由はアトで♪) 主人公の薬師寺涼子(27)は、警視庁刑事部参事官の警視。 東大文科I類に浪人せず合格し、法学部を留年せず、全て優で卒業、 大学在籍中に司法試験とキャリア(国家公務員試験I種)試験に合格し、 フランス語、英語を流暢に話し、スペイン語、ラテン語にも通じていて、 おまけに美人という、至れり尽くせりな設定。 唯一難を挙げるなら、ドラキュラも避けて通る(略して「ドラよけお涼」)と 呼ばれる所以となっている「性格」でしょうか? これに関しては、ここで何を言うより読んでいただく方が早いですw そして、パートナーの泉田準一郎警部補(33) 英文科卒のノンキャリア。背が高く、職業上格闘技などの技に優れており、 基本的には常識人のハズですが、最近は上司にかなり洗脳され…もとい、 「陶冶」もしくは「薫陶」されている様子。 (このへんの言い回しについては、1巻に元ネタがあります) この作品は、そんな2人が(正確には1人、泉田クンは被害者に入る?) 常識とはかけ離れた難事件を、お世辞にも常識的とは言えない勢いでもって それはもう、バッサリと快傑していくお話です ('▽') さて、今回どうして原作ではなくコミック版を推すのかというと、原作1巻の 初出が今から10年前の1996年なため、作品内の表現に若干古さを感じる 部分があるということ(遅筆で有名ですからね、田中先生は…) そしてコミック版は、その部分を今風に描きなおして見せてくれていること。 そして何より、女王陛下(涼子の異名その2)の魅力は絵があった方が絶対に 伝わり易いよねってコト。 垣野内先生の絵のおチカラは大きいw そんな感じですので、コミック版を読んで先のお話が気になった方は、原作に 手を出してもいいかと思います。 まあ、そうは言っても、あと少し待てばコミック版が、ペース的にも追いついて しまいそうなので、気休めにしかならないかもしれませんがw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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