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confuoco Dalnara

空間の余白は時間の巻物

王義之
墨と筆による文字がここまで背負って来たの深遠さと
空間の余白が時間の巻物に繋がる気宇壮大さ。
宇宙に一瞬抛りこまれたような気分。

そして欧陽詢、蘇軾、王献之、空海、一休宗純...。
寸松庵色紙の散らし書きのやわらかさ(谷崎が思い浮かぶ)。

上野の町、アメ横の通りに
書、梅、竹、春など
Twin Peaks展からの一字を旗にしたものがそよいでいる。
梅の字は五島美術館で見た「梅渓」(大燈国師)から。

年があらたまった最初の月は
書を見ると心が清らかになる気がする。書の至宝展。
展覧会の英文名から
"five miles south of the Canadian border
and twelve miles west of the state line"(David Lynch)を思い出した。

年々上野の松坂屋などで新春の書展を訪れて
あらたまった気持ちになっていたが
ここ最近は行っていなかったので...。



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