「サラソ ワヤ デ!」というヒロインのせりふが心に残っている。
映画「ラブストーリー」のCMを見てその思いがよみがえった。
「生きて帰ってきて!」という日本語になっていたけれど
韓国語の表現はもっと相手にcommitしていて強さを感じる。そして深い表現のような気がした。
深い、というのは赤い糸が一度途切れてしまったようなふたりだったから。
「サラソ ワヤ デ!」に秘められた思いに埋火のような情を感じた。
韓国の友人からもらったメール
「韓国に来るときは連絡して」
というのもきっと「サラソ ワヤ デ!」と同じで
「連絡ヘヤ デ!」になるのだろう...。
実は10本指でハングルのキーボードを打てないので
メールは英語で送ってもらって英語で返信していた。
「連絡して」の表現に ’You should let me know when you come to Korea’
と、’should’が使われていてちょっと驚いた。
自分だったら ’When you come to Japan, please let me know’
って書くから...。
’should’って言われなくても絶対連絡するって!といつも思っているのだけれど...。
love story goes round from mam to daughter
映画は、母の恋・娘の恋のそれぞれの日々を
揺り戻しながら愛のかたちに古さ(クラシックさ)はない、と伝えてくれる。
ジヘ(ソン・イェジン)が母ジュヒ(ソン・イェジン 二役)のもらった恋文を読んで言う。
「クラシック!」
=「ふる~い!」と言いながらも、母の恋に共感していくジヘ。
母と娘の恋する姿を交互に追うことで、35年経っても古くならない想いや
愛する気持ちは変わらないことをおしえてくれる。
今どき「クラシック」な、古くさいって思う。
その時代の恋のきっかけ、ファッションもなにもかも。
たしかに35年前は顔立ちも今とちがってちょっとクラシック。
言動も男女の付き合い方も古風。
一番おかしかったのがダンスをする場面。
ジュヒのダンスが全然音楽にのっていなくてゆっくりすぎてヘンに思えた。
でも、カメラが35年の時を越えて行ったり来たりすることで、
現代の生活とのギャップ、価値観の違いが強調されるのではなく
切ない恋心や秘めた想いに時代は関係ないこと、
みんな同じだったという思いになっていく。
水が縁結びになっているのも印象的。
韓国のドラマでは
ソナギ(夕立)がふたりを近づけるきっかけになっているのをよく見る。
映画の中でもソナギがふたりを親密にする。
雨あがり、空には虹がかかり
恋人たちは水べりを歩き、蛍をつかまえる。
雨にぬれながら、思いを秘めたり伝えようとしたり。
こんな一途な思い、運命の恋が35年前にあって
そして今の私たちにもめぐってくるって映画は伝えてくれる。
母の恋が娘の恋をゆりかごのように揺らして
母の想いが娘の想いにメリーゴーラウンドのようにめぐるラブストーリー。
to be continued...!?
buzz KOREA
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