イランといえば
キアロスタミの映画、
そしてイランの少女の
bildungsroman(ビルドゥングスロマン)、
Persepolis(ペルセポリス)を思い出す。
最近のアフガニスタン情勢を聞くにつけ
映画のなかの子どもたちはだいじょうぶかどうか心配している。
少女バクタイのくっきりした性格で
学校へ行くんだ、と前に進む姿と、
心が折れそうになって進めなくなってしまう時を対比させてリアル。
意外に気が強く、そこが愛らしくもあるが
知恵をはたらかせたり、甘えてみせたり...といった少女の一途さとたくましさの一方
バクタイをはじめとする子どもの目に映る世界の荒涼たるさま、
「アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない 恥辱のあまり崩れ落ちたのだ
(Buddha Collapsed out of Shame)」という世界、
そして彼らの運命の行方が対照的。
女子校の小学校で
足が床にとどかない椅子にすわって足をぶらぶらさせる少女たち。
口紅でたがいの頬を紅く染めて遊ぶバクタイたちの無邪気な女の子の世界に透けて見える、
同国での女性の立場と生活も印象的。
童話のようでありながらくっきりした現実をそこかしこに通底させた作品になっている。
「爆弾の代わりに、本を、爆撃機から落としてくれたらよかったのに」という言葉は
Hana Makhmalbaf(ハナ・マフマルバフ)監督の父、モフセン・マフマルバフ監督が話していたそう。
バクタイの勉強への学校への情熱を見てつくづくそう思う。
2002年に「現代アラブの社会思想」を読んだけれど
まだまだ知識が足りない...映画の後は「イスラムの怒り」を読んだ。
ちいさなピアニストの
子供の情景 Kinderszenen(Schumann)もよかったけれど...
to be continued...!?
buzz KOREA
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