イ・ミョンセ監督回顧展シリーズ。
イ・ミョンセ監督のデビュー作は
アン・ソンギ主演の『ギャグマン』(1988年)。
売れないギャグマン、
イ・ジョンセ(アン・ソンギ)は映画監督になりたいという夢を持っている。
イ・ミョンセの分身のよう。
そして歌手になりたいオ・ソニョン(ファン・シネ)と
俳優になりたい床屋のムン・ドソク(ペ・チャンホ)。
3人が映画を作りたいという夢から
紆余曲折を経るロードムービー。
そして銀行強盗へ!?
イ・ミョンセと共同脚本の
ペ・チャンホの作品『鯨とり』(1984年の大ヒット作品)の
3人の主人公たち、
ミヌ(アン・ソンギ)、チュンジャ(イ・ミスク)、ビョンテ(キム・スチョル)も
パラレルに感じられる作品。
庶民のささやかな希望や哀切が映し出されているが...
80年代、
すでに庶民の夢は一炊の夢にすぎない様相を呈している。
人生の一発大逆転はあり得ない、
と悟らされているような...夢とリアリティを行ったり来たり。
チャプリンの映画『KID』『Limelight』で耳にした音楽が
一部つかわれていて
通じる悲哀がある。
さいしょムン・ドソクを見た時...
この太った
頭髪の薄い、
『黒く濁る村/苔』に出演していたキム・サンホ似の人はだれ?
と思っていたらペ・チャンホ監督。
2010年の全州で
となりのとなりの席に座ることになった巨匠の
俳優としての姿!
はじめて見たので驚愕。
ラストはソニョンが
60年代に流行ったSusie Qを歌いはじめ
ついに3人で熱唱。
鬱屈とした思いを歌で発散させるような...パワフルな音と色。
さすが色彩感覚の鋭いイ・ミョンセ。
衣装は
アンドレ・キム。
全州ではまず
イ・ミョンセ『情け容赦なし/Nowhere To Hide』もアン・ソンギ主演。
以前観た
パク・チャヌク監督の初期作品
『三人組』(1997年)も
同じ路線かしら(5、6年前に観てブログに書いた気がするけれど探せない...)。
韓国映画は
こんなふうに
『鯨とり』『ギャグマン』『三人組』など
男女
三人組ロードムービーのジャンルがあるような気もする。
韓国で人気のギャグマン。
to be continued...!?
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