昨年は
草間彌生先生
の水玉華やかな六本木アートナイト。
今年も引き続き
被災地に心を寄せるアートナイトでしたが...
お花見もあって駆け足で。
インスタレーションが街の一角に登場。動画が映写されています。
お花見には季節限定、
桜のモチーフの
クルチアーニで♡(≧∀≦*)
国立新美術館の六本木アーティスト・ファイルでは
昨年の恵比寿に続き
韓国の
ヂョン・ヨンドゥ/Yeondoo JUNG/정연두の作品が印象的。
ひとつは
子どもが夢や空想を描いた絵を
リアルに再現したWONDERLAND(2005年)。
子どもが想像した夢の、
ユニークな色彩、その色彩感覚が
ファンタジックなアートとして実現しているのは
ちょっと目に眩しいくらい。愛らしさも♡
子どもたちのよろこぶ姿も目に浮かぶ。
「白雪姫」
もうひとつは
Documentary Nostalgia/手作りの記憶(2008年)。
お年寄りからの聞き取りから歴史や記憶を再構築する試み。
右目と左目でそれぞれ違う像を見るように、
右のスクリーンにはおじいさんやおばあさんが昔を語る映像がドキュメンタリーとして映写され
左のスクリーンには彼らの話が喚起する物語が舞台装置のように再構築される。
例えば奥深い山中に家の装置が組み立てられ
おばあさんの話す通り虎が登場するなど。
右の語りと
左に再現・再構築された舞台・装置が
脳内でひとつの像を結び
ひとつのヒストリーを構築する。
記憶の語りと像、映像の微差、余白が
歴史を再現することの難しさを立ち上らせる。
フィクション映画でも出来ないこと、
ドキュメンタリーでも出来ないこと、
記憶と事実のあわいと行間を辿り
その行間をくぐり抜け超えながら真実を浮かび上がらせる趣。
アートだから出来ること、の繊細さと剄さも感じる。
昨年観た
韓国の舞台、ステップ・メモリーズも想起。
こちらも
抑圧された記憶と呼び起こす・思い起こす記憶との鬩ぎあい、葛藤が感じられた。
アートと舞台と映像が響き合う。
Documentary Nostalgiaの作品のひとつで
鍾路3街に住む男性の言った
「肉体と魂の境界線はジョンノ3街にある」という言葉が心に残る。
なんと哲学的な!
韓国の
こんな哲学的なところもすき♡(≧∀≦*)
境界線を求めて
行間をもとめてジョンノ3街を彷徨いたくなる...
市井の人の言葉に
人生の深遠が秘められている。
六本木アーティスト・ファイルは
ダレン・アーモンド、東亭順、利部志穂、
國安孝昌、ナリニ・マラニ、中澤英明、志賀理江子の作品も。
to be continued...!?
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