韓国政府(文化体育観光部)は
「第45回大韓民国文化芸術賞」の最高栄誉となる「2013年文化芸術発展有功者」として
日本在住の李禹煥(イ・ウファン)さんを選定、
金冠文化勲章(勲章の中でも最高位)を授章しました。
イ・ウファンは以前から好きで
作品を観て来ていたので...
美術家李禹煥先生特別講演会を楽しみにして伺いました。
印象的だったのが日韓中の料理を数式に喩えて比較した導入。
芸術家・美術家だけれど哲学的でちょっと理系な話し方に魅せられる。
中国料理はフランス料理のように
A+B=C
日本料理は
A+B=A´(だったかしら...)
韓国料理は
A+B=A´+B´
と。
そして美術も料理も変化を意識している。
いつ変わるかわからない、と。
変幻自在でぎりぎり不完全、その魅力が伝わる。
モノ派も
作ることと作らないことの間に立って表現した人、
とのことで変化し続けることとつながる。
アジア的、オリエンタル的とヨーロッパで言われることに
当時侮蔑すら感じたという言葉も。
少々別の文脈だが、
ホン・サンス、ポン・ジュノ、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督が釜山国際映画祭で
鼎談した際
三人が三人ともアジア映画と括ることに意味はないと言っていたことも想起。
現場のクリエイター自身はアジアの枠組み、括りはナンセンスと思っているよう。
そんな疎外感は今も消えないのか?
アーティストの答えは
走り回ること自体が自己運動して
疎外を忘れた、と。
悟りの境地がうらやましい。
ちょうどこの時期BT美術手帖に
同い年の横尾忠則、李禹煥両氏のインタビュー。
李禹煥と横尾忠則って
(作風からして)対照的でもあるけれど
同時に見るとおもしろい。
いつか直島の美術館を訪問したい。
あらためて
日本と韓国は余白に至るプロセスが異なると思い至る。
空間の余白は時間の巻物。
余白は
心の幽玄を映しているのか
思索と思考の、一時の閑寂を表しているのか...
to be continued...!?
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