二度目の鑑賞では「啐啄」という語が頭に浮かんだ。
雛が卵の内側から殻をつつくのが啐
母鳥が卵を外側からつつくのが啄、
あわせて啐啄。
(以下、映画の核心に触れる部分もございます)
長男と血の繋がりがないと知ったホ・サムグァン(ハ・ジョンウ)は
イルラクに目をかけないようになり
あまつさえ、肉まんを家族で食べに行こうと言う時に
お前から断れおじさんの家でサツマイモを食べて来いと
露骨に差をつけるしまつ。
しかし、イルラクの本当の父ハ・ソヨンが病に倒れ
「息子」の祈願が必要なためイルラクを息子として迎え入れ
責任をもってハ家がイルラクを大学まで行かせるからと
父子に別れが訪れた時...
巫堂の前で実父の魂を呼び戻さなければならないイルラクは
心配で様子を見に来たサムグァンを窓の外に見つけてついに
お父さん行かないで
戻って来て
ぼくを連れて行って
と泣きながら叫ぶ(書いていても涙が)。
イルラクを見に来たサムグァンは
父としての思い、親心からだったし、
それは
血が繋がっていないのだからおじさんと呼びなさいと
サムグァンから命じられて仕方なく距離を置くようになった
イルラクがもう一度子として父に近づくのに十分なきっかけだった。
雛が卵の殻を親鳥に外からつつかれた時のように
イルラクは窓外に見えた父の姿に触発され
窓の内側殻の中から懸命に父を呼んだ。
窓の外と内で
卵の外側と内側のように互いに啐し、啄し
一度は離れた父と子の間、縁がまたよみがえったよう。
しかし、これよりも峻烈な試練が
すぐまた父子を訪れ
血縁血の繋がりという絆を超えた
もう一つの血の絆が子を救おうとするお話。
初見時のレビュー、
『いつか家族に』
to be continued...!?
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