パティシエ達の熱い戦い
今回、リヨンに行った一つの目的であったクープドモンドとは、2年に一度、リヨンで開催されるお菓子コンクールです。世界各国の、各国で選ばれたパティシエが、その腕を競い合います。各国3名の選手が1チームになっています。選考内容は、ショコラ、飴、アイスの3種類を一人一種類担当して作ります。試合会場はこのように、各国ごとにスペースが設けられています。この空間の中、選手達は朝6時から夕方4時頃まで、お昼はもちろんのこと、全く休憩なしで作品を作り続けます。応援席はワールドカップのような様子。各国から、それぞれの応援団がかけつけ、笛を吹き、太鼓を鳴らすという派手な応援が繰り広げられます。アイスクリーム担当の選手が、作品の一つである氷の彫刻を創っています。作品は実際試食するための食品、そしてもう一つは大きなオブジェを創って採点されます。これはほんとうに重労働です。アイスクリーム担当者が創った、氷のオブジェの一つです。とってもきれい。飴担当者の作品の一つです。各国の個性が溢れています。日本チームもがんばっています。「ガンバレ!ニッポン!!!」こちらは、日本チームの作品の一つのチョコレート。どことなく、和の雰囲気が漂います。そして、そして、そしてね。優勝はね。何と、なんと、なんとー!!!日本チームだったのです。この大会がスタートしてから20年。日本、初めての優勝です。みーんな、泣いていました。選手達、選手のお師匠さん達、関係者、そうでない人たちも皆、頬を涙でぬらしていました。私もジーンときて、涙がホロリ。この3名の選手は、ここまで来るまでにどれだけの戦いがあっただろうか?そしてどれほどの人たちに支えられてきたことか。またここが最終地点ではなく、彼らにはこれからも新たなる戦いが待っている。そんなことを考えていたら、感無量。とても素敵な感動に胸が包み込まれました。この初優勝は、もうすでに日本のお菓子業界では話題になっているそうです。そしてこの様子は、2月中旬頃に「情熱大陸」で放送されるそうです。とても感動すると思うので、是非見てみてください。泣けるよ。