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2007.08.20
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カテゴリ:つぶやき
日曜日は仕事のことをスッカリ忘れて読書を楽しみました。
読んだ本は「ブルボン家の落日」。
ずっと読みたかった本ですが、ほんとうに面白かったです。
何がって、政権云々の難しいことではなく、王朝のロマン。
歴史ロマンの中では男女のドロドロがすごいことになっているのですね。
読んだばかりの浅い知識の中で少し書いてみます。

物語はブルボン王朝の絶頂期であったルイ十四世を中心に書かれています。
無類の女好きとして知られているルイ十四世の父は同性愛者だったルイ十三世。
当時の王朝、貴族には何故か同性愛者が多いのです。
変わった性癖を持っていたルイ十三世は、結婚後約20年経って
ようやく長男ルイ十四世を産んでいます。そして次男のフリップ・ドルレアンが誕生。
女性には興味がないながらも、無理にも子供を作ったのは、
当然ながら弟のガストン・ドルレアンに王権を取られることを心配してのこと。
この弟のガストンとルイ十三世の妻のアンヌ・ドートリッシュは
プラトニックとはいえ、お互いに恋心を抱いていました。

そして主人公のルイ十四世。初恋のマリ・マンチーニとは無理矢理
引き裂かれ、スペインからマリ・テレーズを王妃として迎えます。
だけど、気が向かない結婚をさせられたルイ十四世は
実の弟のフィリップの妻アンリエット・ダングルテールと
不倫に落ち入ってしまうのです。義理の兄と義理の妹の許されない恋というわけ。
その背景には、フィリップが同性愛者ということも理由となっています。
同性愛というのは遺伝するようです。
当然のことながら禁断の恋は宮廷内で噂の的。
そして噂を避けるためにルイ十四世が次に目を付けたのが、
マリ・マンチーニの女官として働いていたルイーズです。
一方、マリ・マンチーニはどうなったかというと、
今度は夫のフィリップの親友であり同性愛の相手のギッシュ公と恋をします。
ギッシュは男も女も愛せる人。

もう、これだけでもすごくないですか?
こういうのを何角関係というのでしょうか?
昼メロよりも韓国ドラマよりもはるかに面白いと思うのですが。
まるでB級恋愛映画のシナリオのように陳腐な話だけど、
これが実際、王家の歴史史上に残っているということが、またすごい。
さすがアムールの国、フランスです。

その後、ルイ十四世はどうなったかというと、
ルイーズの間に二人の子供を作った後、
またもやマリ・マンチーニの女官の一人のモンテスパン夫人と恋をします。
夫人ということは、やはり不倫です。モンテスパンとの間に子供が
できた後は、その子供達の養育係だったマントノン未亡人と恋をします。
そして正妻のマリ・テレーズ亡き後は、マントノンと秘密の結婚を
しました。マントノンは身分の低い人だったから、
正式の王妃としては迎えられなかったみたい。

勢力的に仕事を(彼の場合は政権だけど)こなす男は、女性の方もお盛ん。
というのは、いつの時代も変わらないようですね。

しかし悲劇の王妃マリー・アントワネットが断頭台に昇ることになった基盤は、
このルイ十四世時代に出来上がっていたようですね。
やっぱり私は、マリー・アントワネットには同情派なのですが、
皆さんは如何ですか?





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Last updated  2007.08.20 08:49:06
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