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カテゴリ:小杉光司の考え
10の工程の一つ一つ別の人が分担して効率化を測ろうとするアダムスミスの考えと、10の工程をひとりの人がおこない仕事への愛着に重きをおいたカールマルクスの考えもどちらも間違いではない。
ただ、いまのような時代は多少効率は犠牲にしてもマルクスのやり方があっていると思う。結果を含め自分自身が仕事をコントロールしているという感覚が仕事への愛着を深める。 確かに手間はかかるが、子育てのように、仕事も大変さがそこにあるからこそより愛着が湧くものだ。 「人はお金のために働く」それは確かにそうだが、それだけではない 意義 想像 挑戦 個性の表現 人の役に立つ感覚 そういったものが仕事を支えている。どれが強く出るかは個人でいろいろかもしれないが、お金以外にも色々動機付けさせられるのが人だ。 そしてそういった仕事への愛情や熱意がきちんと結果にも反映する時代にもなってきたと思う。そして他者とは圧倒的な違いもだせる。 なぜなら人(お客)は売る人の愛情が入る仕事や商品を特に魅力を感じるからだ。 だから今の経営者や会社は「仕事への愛情」をベースに環境を整える必要があると思う。 働き方改革は素晴らしい。 働くことは人生の全てではなく一部だ。ただ、それを強く推し進めることで、時間を生み出すための効率化を加速させ、仕事への愛情を育むことをより阻害してしうのではないかと心配になる。 子供がゲームに夢中になるように、休みの日も仕事に行きたくなるくらい、楽しく仕事ができる人を増やす方が、全てにおいて好循環。 自分の会社はまだまだだし、スタッフには笑われるかもしれないが、僕個人としてはそう思っているし、それを目指したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.05.03 10:08:03
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