マイナーな生活 by c-oyaji

ＯＢ会（Old Boy：ジジイ会）の旅行である。

例年、バスツアーなのだが今年はどこへ行こうと言う時、例の高速バスの事故で遠出の場合、規制が厳しくなったことで料金が上がってしまった。
そこそこ近場を選ぶことにしたが、そこで目に留まったのが「日本のマチュピチュ」という文字。

これにしよう！ただそれだけだった。付属の城崎温泉、コウノトリの郷は二の次。
パンフレットには、なにやら怪しげな雲の上に浮かんだ城跡が見える。

oyajiが子供の頃、我が家の裏山は「＊＊富士」とか「城山」とか呼ばれていて、春のお花見の時や子供同士で探検だ称して、よく登ったものだ。
山頂は平らになっていたが、岩がいくつか転がっていただけだった。
それでも娯楽が少ない頃の楽しみであり、遊びであった。


そんなイメージを持ちながら、バスで兵庫県朝来市の「竹田城跡」の麓「山城の里」へ到着。
そこでバスからミニバスに乗り換え、少し山を登る。
山の途中の駐車場で降りて、そこからは徒歩。

城跡が見え始めてから、やや驚き。
随分と石垣が多い、長い、高い。
山頂の石垣の上に立って更に驚き、子供の頃登ったところと全然違う。

ほぼ四方に渡って、町並みや道路を見降ろす感じである。
石垣の広さは、”よくもこんな山の上に”と感心する。

ガイドさんの説明で、ここが高倉健の映画「あなたへ」の舞台になったことを初めて聞いた。
一番高い天主跡で田中裕子が「天空の音楽祭」で歌ったという。


ちょっとした想定外の、感動ものであった。

詳しくはトリップアドバイザーを。写真も２枚アップ（c-oyaji）した。